2010年6月19日土曜日

長野県での薬剤飛散状況調査から昨夜帰ってきました。6月10日の1名(2回目)と6月16日の1名が振り込んで下さった支援金が届いていました。現在高は248,265円、延べ127名からの支援金合計は1,749,565円になりました。

駒ケ根市では降雨のためにヘリコプターによる薬剤散布が1日遅れましたので、私たちの調査もそれに合わせて1日延びました。こういう調査の時はいつもそうですが、朝3時に目覚まし時計を鳴らして、体を目覚めさせるために熱いシャワーを浴びて、3時半にホテルを出発して現地に向かい、散布松林内と周辺地域(保育園・学校・病院・住民が生活しているところなど)の調査地点に大気捕集用のポンプとカートリッジや落下量調査用のろ紙を設置してきます。散布はたいてい朝5時~7時の間に行われます。2時間間隔でカートリッジとろ紙を回収・交換し、その間にホテルに帰って食事をしたり30分くらい仮眠して休憩してまた出かけ、夜の11時にその日最後のサンプルを回収するという作業は体力勝負です。今回は前日の降雨の影響で山道の地面が水を含んで軟化していたこともあって、私の車(4輪駆動)で細い曲がりくねった山道を夜中に上っている時に崖側の車輪が泥にはまって車体が傾き、動かなくなってしまいました。JAFを呼んで何とか車を引き上げもらって事なきを得ましたが、もう少しで崖から車ごと転落するところでした。転落していれば乗っていた私たち4人の命はどうなっていたかわからず、今頃新聞種になっているところでした。
千曲市では山には登らずに、隣接した麓の住宅地や学校周辺や千曲川の河川敷などを調査地点にしましたので、眠気や疲れとの競争だけでしたので比較的楽でした。
サンプルはアイスボックスに保管して大学の研究室に持ち帰り、これから薬剤の抽出・分析・定量をしますが、膨大なサンプル数なので数ケ月はかかりそうです。私がこういう調査をできるのは多分今年が最後でしょうから、駒ケ根市での調査には東京からあるテレビ番組制作会社の人が駆けつけてくれ、ヘリコプターによる薬剤散布風景や私たちの調査風景の映像を撮影し、関係者への取材もしていました。秋の松茸の収獲時期には再度訪問して映像撮影や取材をする段取りも付けましたので、いずれどこかのテレビ局から放送されるかもしれません。

長野県滞在中は、時間のゆとりがなくていつもの出張中と違ってジョギングできませんでした。1週間くらい全く走らないといつもそうですが、昨夜は夜寝ている時に足指、足首、ふくらはぎ、太腿の裏と攣ってしまいました。今日は体調を元に戻すために、久し振りに江戸川の堤防を6kmゆっくり走って、汗をビッショリかきました。