2010年8月29日日曜日

 今日は日曜日でしたし天気が良かったので、私と一緒に研究をやってくれている博士研究員の孫立倉君と一緒に千葉県大網白里町の瑞穂地区(松戸から車で1時間半くらいの距離)に水田を見に行きました。7月19日の記事では、千葉県香取市山田区の濃い緑色のカーペットのように広がっている水田の写真を載せましたが、あれから40日経った今日は予想通り黄金色の見事な水田が広がっていました。この辺りでは、大体4月末から5月初めの連休の頃に田植えをし、8月下旬に収獲をします。コンバインに乗って収獲作業をしていた農家に話しかけてみましたら、今年は高温が続いたので豊作だとのことでした。

記録によりますと、日本では千何百年もの間ずっと10アール当たり1.8俵くらいしか収獲できなかったお米が、明治の中頃になって3.5俵、昭和30年(1955年)になって5.5俵になり、現在は品種改良、肥料、農薬のお陰で安全で美味しいお米が安定的に10俵近くも収獲できるようになったのですから、科学技術の進歩は大変なものです。しかも農作業は私が学生だったついこの間までは、牛馬で耕したり、手で草取りをしたり、鎌で稲刈をしたり重労働でしたが、今は農薬と機械のお陰で人間を重労働から解放してくれました。