2010年9月8日水曜日

台風9号の影響で悪天候でしたが、郵貯銀行からその後振り込まれた支援金の全額191,000円を引き出して、菅野弁護士にお届けしました(領収書添付)。今日は菅野弁護士に加えて、山本宏行弁護士も同席して、いろいろお話を伺ってきました。

千葉刑務所内で熱中症で死亡者がでたというニュースに関連して、市橋君の入っている独居房には空調も扇風機もないので、暑さにはただ耐えるしかないとのことです。ただし、独居房には洗面設備はありますが、ボトル入りの飲用水を毎日3本ずつ支給されるようになったそうです。

未決囚なので私服を着用していますが、差し入れをしている人がいるらしく着替えなどに不自由はしていないようです。お金も差し入れをしている人がいるらしく、刑務所内の売店で食べものを買うことはできるそうです。最初の頃は甘いものを欲しがったけど、最近は支給される食事だけで不満はないそうです。衣類でも食べものでも、必要なものは市橋君が弁護団に接見の時に要望すれば、支援金を使って購入して弁護団から差し入れができるので、心配はないとのことです。

自殺の可能性があるという理由の特別扱いを止めて他の被告人と同じ扱いにしてほしいという点については、市橋君本人も弁護団も繰り返し改善を要望してきましたが、特に週に4~5回行われていた独居房への立入検査や私物の制限は改善されたそうです。繰り返し要望した結果か、千葉刑務所で8月に自殺者がでたので、ストレスを与えると自殺予防に逆効果と判断したのかはわかりませんが。

市橋君がリンゼイさんのご両親宛に日本語と英語で書いた手紙は、イギリスの代理人から日本の検察に受け取りを拒否するという連絡が入ったので、結局送れなかったとのことです。公判には被害者(の遺族)も出席できるので、そこで加害者に直接質問をぶつけられるので、今の段階で加害者側の説明や謝罪や言い分を聞く必要はない、ということなのかもしれません。つまり、被害者(の遺族)側は市橋君に対してかなり厳しい姿勢を維持して臨んでこられるのではと想像します。

公判前整理手続は当初予想した5~6回ではなく、7~8回は行われそうで、第5回は9月24日、第6回は10月18日に予定されているそうです。

皆さまから寄せられた支援金は弁護団が活動をする上で大変役に立っているとのことでした。これからも継続してご支援をお願い致します。