2010年11月14日日曜日

11月10日に振り込まれた2名(7回目と8回目)の方の支援金が届きました。これで支援金の現在高は79,000円、延べ185名からの合計額は2,350,565円になりました。7回目の方からは、「寒くなりましたが風邪などおひきになっていらっしゃらないでしょうか?市橋君のいるところは暖房ないのでしょうか?」「死刑は免れてほんとによかったですが、無期懲役も長すぎます。市橋君に人生もういちどやりなおせるように1日も早く刑が確定して市橋君が社会復帰されるのを祈っています。リンゼイさんのご家族には許されることではないかもしれませんがどうか時間がつらい日々を少しでも癒されますようにと心から願わずにはいられません。」というメッセージをいただきました。8回目の方からは、「一年が経ちました。よくがんばりましたね。一日も早く故郷へ帰れるよう毎日祈っております。メディアが市橋君を悪くし過ぎているように思います。11/4の先生のブログで、刑の年数を見て失望しました。少しでも軽くなるように願います。」というメッセージをいただきました。本当に息の長いご支援と、温かい思いやりのあるお言葉をありがとうございました。

多くの支援者の方は、市橋君が犯した罪に相当の罰を受けるのは当然でも、できることなら有期刑になって、更生のチャンスを与えてほしいと願っておられる筈です。検察側が公判前整理手続の中でリンゼイさんの死亡推定時刻を変更したことで、死刑が求刑される可能性は小さくなったものの、公判では無期懲役か30年以下の有期刑かが争点になる可能性があるという厳しい現実に戸惑っておられるのでしょう。ある支援者は、無期懲役でも20年~30年で仮釈放のチャンスがあって50代で出所して人生をやり直せるかもしれないと期待しておられたようですが、ご自分で調べた結果、実際は無期の場合は仮釈放される場合は稀で、刑務所の中で死を迎えることになるということを知ってショックを受けておられました。法律の知識のない私には何が無期と有期をわけるのかはわかりませんが、一番大事なことは、市橋君自身が自分のしたことがどれだけリンゼイさんとそのご家族にとって残酷で、不幸をもたらしたかを自覚し心の底から反省と謝罪をすることではないでしょうか。
多くの支援者は、市橋君とは個人的には何の接点もないにも関わらず、そういうお気持ちで支援をして下さっているのだと思います。

11月9日の福島県いわき市勿来(なこそ)と、11日の千葉県君津市での講演は無事終わり、両方とも参加者との交流を通して私も大変勉強になりました。次は26日に三重県津市での講演がありますので、そろそろ準備を始めなければなりません。