2010年12月14日火曜日

ある支援者が、大石 圭という作家自身のブログで、市橋君のことに言及していると知らせてくれました。
http://www.ooishikei.jp/diary/diary_67.shtml
市橋君がいた寮にあったのは、文庫本の「殺人勤務医」のカバーだけだったとのこと。また、市橋君が逮捕された時に道尾秀介著の「向日葵の咲かない夏」というミステリー小説を持っていたとのこと。
こういった小説を読んでいた市橋君を、マスコミは異常性癖の持ち主であるかのように報道していたが、大石 圭も道尾秀介もベストセラー作家で、これらの作品は気軽に読めるライトノベルなので、特に事件とは関係がないのでは、というのがこの支援者のお考えだったようです。

イギリスのメディアが市橋君が暴力的な内容の漫画を愛読していたと報道していたことに関しても、http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/article23530.ece
に載っていると知らせてくれました。
両方の情報とも私の知らないことでした。ありがとうございました。

今日はまた、別の支援者から5回目の支援金を振り込んだというメールが届きました。「裁判員裁判でも、かなり厳しい刑が下りている状況の中、
あれだけの注目を浴びた事件ですから、どうなるか・・・ 本当に正当な裁判が行なわれることを願っております。」「これで今年の送金は最後になるかと思います。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。市橋さんも、隔離された中ではありますが、心安らかな年を迎えられますように。」というメッセージもいただきました。ありがとうございます。

先日、「週刊女性」の編集部員から取材を受けましたので、今日発売(1月1日号)の「週刊女性」を駅の売店で買ってきて、どういう記事になっているか開いてみました。「2010年のニッポン その後、どうなった? 終わらないあの騒動、あの事件の今」という特集で取り上げたいくつかの事件の中の一つですから、事件を掘り下げるだけのスペースはありませんが、市橋君について従来の多くのメディアのように偏見と推測に基づいた悪意のある書き方はされていないと感じました。

記事の見出し「恩師が明かす市橋達也被告(32)の今」から、彼がすでに30才を越えたことに気付かされます。大学を卒業してから2年、事件から約3年逃亡生活、身柄を拘束されてから1年ですから、千葉大学を卒業してからすでに約6年という歳月が経ったことになります。どういう判決になるのかはわかりませんが、有期刑の上限は30年ということのようですから、これからさらに相当の長年月を刑務所の中で暮らすことになるのでしょう。その間にも、市橋君の心が腐らずに、罪を償いながらできる範囲で自分自身の成長をし続け、社会にも何らかの貢献ができるように、皆で応援をしてあげられればと思います。