2010年12月13日月曜日

12月10日に振り込まれた方(2回目)と11日に振り込まれた方(匿名希望、3回目)の支援金が届きました。「体には十分気をつけて、市橋君の更生できる日を願っております。2回目ですが、今後も支援していきたいと思っております。」とのメッセージもいただきました。ありがとうございました。これで支援金の現在高は171,000円、延べ197人からの合計額は2,447,565円になりました。

市橋君が千葉大学を卒業する時に、市川の辺りに住むのだったら松戸に近いのだから時間がある時は道場に来て一緒に稽古をしようと誘ったら、「はい」と答えたにもかかわらず、事件を起こすまでの2年間全く交流がなかったので、彼がその後どういう生活をしていたのか私は知りません。私の研究室を専攻して卒業・修了していった学生の中にも、30年経った今でも連絡をくれる者もいれば、卒業後は一度も連絡をくれない者もいます。しかし、普通の学生だった市橋君が、すぐ見つかることはわかっていながら、何故リンゼイさんを自宅で強姦し、自宅に監禁し、亡くなった後は遺体を自宅に隠すような理性では考えられない馬鹿なことをしたのか、理解するのは困難です。しかしこういう事が起こったのは事実なので、市橋君には何か理由があったのでしょう。

支援者のお一人から、大石 圭という作家の小説に、美女監禁サディズム、監禁致死、裸にして縛って暴力、美女を檻に入れる、ロープで拘束・・、といった内容の作品があるというお知らせをいただきました。社会から隔離されて一人で生活する若者が、インターネットカフェに入り浸ったり、小説を読み耽ったりしているうちに、その中で描かれるバーチャルな世界と現実との区別が付かなくなって、理性では考えられない犯罪を犯すようなことがあるのかどうか。私は社会学者でも、犯罪心理学者でも、精神科医でもありませんが、一度目を通しておきたいと思って、早速ネットで検索して大石 圭という作家の小説の中から一冊「奴隷契約」を選んで注文しました。