2010年12月24日金曜日

今日は菅野弁護士の事務所に伺う前に郵貯銀行に寄ってみたら、前回報告した後にさらに支援金が振り込まれていて(私のところにはまだ振替受払通知票は届いていません)、全額の219,000円を払出しました。それに現金を手渡された2,000円を合わせて、221,000円をお届けしました。これで、今までに支援金総額2,497,565円をお届けしたことになります。いつものように菅野弁護士からの領収証を添付しますので、ご確認下さい。

公判前整理手続の日程については、12月は6日と8日に行われ、1月は11日と31日、2月は14日と25日、3月は8日と16日が予定されていて、最終回は遅くても3月16日と裁判官に指示されているので、公判は2ケ月後の5月下旬になる筈ですが、実際はさらに遅れて6月下旬になる予定だそうです。それは、公判にはリンゼイさんのお父様が被害者遺族として正式に参加の申し出をし、それに指定弁護士(現在遺族の代理人をしているイギリス人弁護士)も参加するのに、6月下旬にならないと来日する日程の都合がつかないという事情によるようです。この指定弁護士は、日本の弁護士資格とイギリスの弁護士資格の両方を持っている方で、当然日本語も堪能なようです。公判の時期は、1月31日の公判前整理手続までに決定(予約)されるそうです。

今の裁判制度では、被害者(被害者遺族)求刑が認められているとのことですので、実際の公判では、リンゼイさんのお父様から検事の求刑よりもさらに厳しい極刑の求刑がされる可能性が予想されるようです。今回の事件では、正式裁判員6名の他に、万が一正式裁判員に何かがあった時のために補充裁判員3名も選ばれるそうです。裁判は、午前10時から12時まで2時間、午後1時から5時まで4時間、途中休憩をはさむと実質1日5時間が上限ですから、それに通訳の時間も考慮すると、最低でも2週間はかかるだろうとのことです。

市橋君は、毎日定時に放送されるラジオのニュースは聞けますが、今は新聞は購読していない(購読する権利は認められているが)とのことです。刑務所内の売店で購入可能な週刊誌・マンガのような雑誌と食べもの(衣服は駄目)については、注文書に書いて刑務所職員に渡せば、4~5日後に届くという仕組みですが、外部からの差し入れは、手紙類と同様に認められていないとのことです。従って、今まで個人的に直接刑務所に送ったり差し入れされたものは(お金を除いて)本人には届いていませんし、弁護士宛に差し入れてほしいと送られてきた手紙類もそのまま保管されていて、本人には届いていません。従って、私に送られてきた市橋君宛の手紙やカードも本人に届けることはできませんので、ご了承下さい。

弁護団は週に1回は1時間~1時間半くらい接見を続けていますので、必要なものは市橋君がその時に弁護団に要望すれば、支援金で購入して差し入れされますので、寒さ対策も含めて不自由はしていないそうです。刑務がない未決囚が狭い独房の中でどうやって一日を過ごしているのかわかりませんが、市橋君は聖書を読んだり、積極的に運動をしたりして、健康状態は普通のようです。公判前整理手続には必ず毎回参加しているそうですので、検察側と弁護団がどういう主張のやりとりをしているかについては、把握しているようです。刑務所の食事は、麦が5%(?)くらい混ざったお米のご飯とおかずが中心のようですが、市橋君は元々パンやスパゲッティが好きで米飯は食べないということのようですが、それではカロリーが不足するので、多分ご飯の代わりにパンを購入して食べているのかもしれません。

報道によっては、市橋君の年齢を32才とした記事もありましたが、昭和54年5月5日生まれですから、正確には現在31才の筈です。