2011年1月12日水曜日

1月7日に振り込まれた方(11回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は83,000円、延べ214人からの合計額は2,641,565円になりました。ありがとうございました。メッセージもいただきました。「支援者の方々のメッセージを読むたび暖かさに涙が出ます。いつも市橋君の母親の気持になります。神は乗り越えられない試練は与えないと聞きます。体には充分気をつけて生活して下さい。弁護団の方々よろしくお願いします。」

折しも、マンガ「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗って児童養護施設にランドセルを送った人に続いて、全国各地で恵まれない子供達のために匿名のプレゼントが届いているとのこと。社会には、他人の痛みを共感して、少しでも何かをしてあげたいと思って下さる方がたくさんおられるのでしょう。

今日は東京農工大学名誉教授で昔からの研究者仲間のA先生を訪ねました。A先生はブラシノステロイドと呼ばれる植物ホルモンの研究のパイオニアのお一人ですので、私達が取り組んでいる研究テーマの一つに関連してブラシノステロイドの性質や分析方法について教えていただきました。ついでに、府中にある東京農工大学農学部の構内を案内してもらいました。
学会の時など、この大学に来たことは何回もありますが、案内付きでゆっくり回ったのは初めてでした。

構内には大久保利通の石碑が立っていて、よく見ると次のような開学の歴史が刻まれていました。「明治の元勲・大久保利通公が明治7年に当時の内藤新宿に農事修学場を置き、明治10年に駒場野に移して駒場農学校として開校したのが現在の東京大学農学部の前身である。東京農工大学農学部は、東京帝国大学農学部実科を前身として、昭和10年4月にこの地に東京高等農林学校として独立した。」 構内には新しい施設の他に、古風な様式の建物(登録有形文化財指定)や大木もあり、歴史を感じながら散策しました。


古風な建築様式が保存されている東京農工大学の建物