2011年2月22日火曜日

2月15日に支援金を振り込まれた方から、以下のメールが届きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
入金した日にメールをしておりましたが、本山先生宛のメールアドレスを間違えていた為に届いていなかった事がわかりましたので、届かなかったメールを再度送らせて頂きます。たくさんの支援者の方々の文章や、本山先生のブログを読んでいますと本当に心が暖まる思いです。市橋さんの本も、2回連続で読みました。これからも本山先生もご健康にだけは気をつけてください。

------以下、2月15日付で送信したメールの内容です-------

初めまして。本山先生のサイトを先日知りました。○○○○という者です。市橋さんの公判前整理手続きが、昨日予定されていたようですが、市橋さんの様子はいかがだったのでしょうか。
市橋さんが事件を起こしてから逮捕されるまで、とても気になる事件で、毎日のようにメディアに取り上げられていたのもあり、数年経っても思い出せるような事件でした。市橋さんが逮捕されて、移送されている様子を当時ニュースで見ていた時、「マスコミはやりすぎでしょう」と思いました。今、当時の動画を見ても、もみくちゃにされて可哀相だと思う程です。

先日発売された市橋さんの著書も、発売翌日Amazonで注文し、届いてからすぐに読了しました。市橋さんの文才には驚くばかりでした。ネットでは、「あれは本当に本人が書いた物なのか」「刑が確定する前に本を出すなんてどうかしている」「遺族の気持ちを逆なでするだけだ」等、色々と言う人が居ますが、私は多少手が入っているにしても、市橋さん本人が書いた物と相違ないと信じています。

市橋さんが逃亡中に味わった恐怖や孤独感等も、犯した罪の重さにしてみれば、また、亡くなったリンゼイさんの無念さや、遺族の方の苦しみに比べればまだまだ足りないのだと思いますし、事件を起こした後に「晒し者にはなりたくない」 という気持ちから逃げ続けてしまった事は、本当に卑怯な人間のやる事だとは思います。
でも、そう感じつつも、「極刑だけはありませんように」と願う気持ちがとても大きいです。市橋さんはきっと、とても頭の良い人だし、勉強家だと思います。彼の色々な才能を、罪を償いつつ、十字架を一生背負いつつ、これから先活かしていく何かをしてほしいと思うばかりです。

本山先生のブログも、最初から全部読みました。支援者の方々の暖かい言葉や、本山先生が市橋さんを心配する気持ち等、読んでいて涙が出てきました。市橋さんは「殺すつもりはなかった」と言っているそうなので、弁護団の方には難しい事件だとは思いますが、どうしても頑張って頂きたいと思います。 そのような気持ちで、本日少しばかりですが、支援金を送らせていただきました。私は主婦ですので、本当に少しずつしか支援できませんが、市橋さんの裁判が終わるまで、本山先生の活動が終わるまで、私も継続して支援していきたいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

手記の原稿については、弁護団は手を加えずにそのまま出版社に渡したと聞きました。市橋君の文学的才能については、他にも高く評価している出版社があるようです。内容については、文章を皮相的に見て反省がないと批判をする人もいるようですが、好き嫌いの先入観念なしに読めば、市橋君が自分の犯した罪の重大さに気がついて、これから一生をかけて償おうとしている覚悟がにじみ出ていると思います。

私は24日に札幌で予定されている講演のために明日の午後から北海道に出かけますが、25日には帰ってきて、皆様からその後寄せられた支援金を菅野弁護士にお届けする予定です。