2011年2月28日月曜日

2月25日に振り込まれた方(12回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は30,000円、延べ242人からの合計額は2,835,565円になりました。ありがとうございました。この方からはメールでメッセージもいただきました。

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時の流れは早いもので私が『市橋達也君の適正な裁判を支援する会』を知り先生にメッセージと送金をし始めて一年になろうとしています。この先生のサイトで先生や支援される方々のお考えやお気持ちを読ませていただき、この温かい想いが早く市橋さんに届けばいいのに。。。と、いつも願っています。

今市橋さんは心身ともにどのような状況なのでしょうか。。。? 私は市橋さんに『貴方は独りじゃないですよ。いつだって誰かが貴方のことを想い祈っています。』と早く伝えたいです。過ぎた日々を取り戻すことは出来ませんが私自身、市橋さんの手記を何度となく読ませて頂いて本当に・・本当に・・悔やまれてなりませんし泣けてしまいます。

裁判が近づいて又酷いバッシングや都合いいようにイジメのような報道がされるのではないかと不安と心配でたまりません。罪は適正・公正に裁かれなければいけませんが願わくば有期刑である事を祈っています。そして市橋さんが一日でも早く更正されることを心から信じ祈っています。
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市橋君の手記については、テレビのタレントやネット上の書き込みで批判的なコメントが多いということを気にしている方がおられるようですが、ある出版社の編集部員が昨日(2011年2月27日 日曜日)の朝日新聞の書評欄に高く評価した書評が載っているという情報を送ってくれました。佐々木俊尚というジャーナリストが、『「文学」に昇華した逃亡物語』という題で、興味深い解析をしていますので、見逃した方のために一部を引用しておきます。
『・・・これは立派な「文学」だ。・・・本書を「不道徳」と非難する人は、罵(ののし)りながらも本書を買っているのだろう。テレビのワイドショーで、司会者が「許されませんね」と眉をひそめつつも殺人事件をエンターテインメントとして消費するのと、同じ構造だ。本書を「不道徳」と捉えることは、実は自らが衆愚的なニュースの消費者に陥りかねない、という危険な罠(わな)が潜んでいるのである。(幻冬舎=1365円、4刷10万部)』
手記が批判される状況は、事件発覚当時や、身柄が拘束された当時、市橋君の本当の姿とは無関係に、メディアが寄ってたかってバッシングをしたのと似ているなと感じました。

この記事のすぐ下に、「週間ベスト10」という統計があって、2月22日、トーハン調べ単行本・ノンフィクション部門のよく売れたトップ10冊の本のリストがありますが、市橋君の手記「逮捕されるまで」は5位で、幻冬舎の本はその他にも3冊含まれています。同じ出版社の本がトップ10冊の中に4冊も含まれているということは、よっぽど編集方針が時宜を得ているのでしょう。

市橋君の卒業論文のコピーと1年生の時に選ばれたデザイン作品が載っている小冊子をご覧になった支援者から、以下のコメントが届きました。
「小冊子は、市橋達也さんの実習Ⅰとして選ばれた作品と、全体的に見て環境デザイン学がどのような事を学んでいるのか知ることが出来ました。イスの発想は感性が優れてると感じました。卒論は、ディズニーランドの樹木の種類や配置の役割など、細かく分析されていて、学生としての実績を感じました。卒論の内容から、かなりの回数足を運んで、細かく材料を集めたり調べたりしてるのが受け取れます。事件当時は、ディズニーランドで外国人をナンパしてたとの報道も有りましたが、卒論を見ればそのような目的で無い事が分かります。ナンパしてた事で、外国人女性に興味が有り、計画的な犯行と結びつけられる可能性も有りますので、卒論から本来の目的がきちんと証明出来ればと思いました。
今回、本山先生から卒論と小冊子をお貸し頂き、実際に直接見れた事と、彼の大学時代の学習成果を感じ取れた事に感動しました。本当に有難うございました。」
卒業論文のコピーと小冊子は、他にも見たいという支援者が何人かいますので、順番にお送りしています。

今日は妻がカリフォルニア州のサンタモニカ在住の娘の家族に電話をしたら、アメリカ人の義理の息子が3月20日のロサンゼルスマラソンに出場するために、週3日20kmずつ走ってトレーニングをしているとのことでした。まだ娘と結婚をする前に、どれくらい根性がある男性か試験をする目的もかねて、サンタモニカの海岸を私と一緒に1時間走らせてみたら、フウフウ言いながらもついてきて完走し、娘と付き合ってもよいという父親の試験に合格したのを思い出しました。今は逆に、高齢化してかつメタボ気味の私の方が義理の息子の試験に不合格になるかもしれませんが・・。