2011年5月2日月曜日

4月28日に振り込まれた4名の方(7回目、14回目、初回、初回)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は92,020円、延べ284人からの合計額は3,036,585円になりました。何回も支援して下さっている方も、初めて支援して下さった方もありがとうございました。メールで届いたメッセージはすでに報告しましたが、手書きのメッセージもありました。

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少しですが振り込ませていただきます。市橋さんが新たに人生を踏みだせますように。
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初めての振込みです。経済的に大変で少額で申し訳ないです。私の家族が以前から市橋さんを応援しているのを見て、「どうして殺人犯の応援なんかするのかな?」と疑問でした。でも市橋さんについての報道を見聞きし、手記を拝見し、また本山先生の市橋さんへの思いを知るにつけ、自分の家族が市橋さんを支援する理由が分かる気がしました。市橋さんの更生を願っています。市橋さん頑張って下さい。
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以前にも書きましたが、支援者の皆様が、各々の生活がある中で、工面して送って下さる支援金は金額の多寡にかかわらずいずれも大変ありがたい浄財です。元学生が適正な裁判が受けられるように支援して下さりありがとうございます。しかし、決して無理をされないようにお願い致します。

今日はゴールデンウィークの中日でしたが、息抜きに久し振りに車で農村地帯をドライブしました。先日、農業研修中の卒業生が開設したブログ http://blog.livedoor.jp/peachfarmer/ で紹介していた柏市のあけぼの農業公園に行ってみました。あいにく月曜は定休日で売店や食堂や施設は閉まっていましたが、公園内の散歩は自由で、美しい花壇や小高い丘の道を散策したり、広場で走り回っている人達はたくさんいました。その後、手賀沼のフィッシングセンターのレストランでますの塩焼き定食を食べ、手賀地区にある寺田畜産(養豚業)  と豚肉の加工・販売をしている株式会社惣左衛門(そうざえもん) [E-mail: shopmaster@sozaemon.net  Tel: 04-7191-9460] を訪ねました。1980年頃、イエバエを農薬の薬理学的研究のモデル生物としてのみ使っていたら、ある人からイエバエの実際の発生現場の問題解決に貢献していないと批判されたのがきっかけで、当時沼南町と呼ばれたこの辺りの養豚農家を毎週回ってハエ類の発生生態と防除方法の開発研究をしたところです。寺田畜産は、母豚120~130頭の一貫経営ですから、年間2500頭くらい出荷している、この辺りでは一番規模の大きい養豚場です。今は、食肉加工場を別会社として設立し、千葉県特産に認定された「柏幻霜ポーク」というブランド品の霜降り豚肉だけでなく、ソーセージや生ハムなどの製造工場や直販事業もやっていました。

現役の時は、豚肉の第一次生産現場を見学させるために、よく学生をつれて来ました。豚カツを食べる農学部の学生ですら、お店で注文すれば料理された豚カツが出てくるので、パソコンのキーボードを叩けばディスプレイから豚肉がポンと出てくるような錯覚をしていて、原料の豚がどういうところでどのように飼養されているか現場を見せると、先入観念(自分の無知)との落差にたいてい大きなショックを受けていました。消費者も食の安全に注文を付けるだけでなく、農家の苦労を理解するために、畜産に限らず、水田でも野菜畑でも果樹園でも、たまには農業の第一次生産現場に足を運んでみるとよいと思います。