2011年11月6日日曜日

支援者の中に、埼玉県川口市の私が子供の頃(11才から23才まで)育った家の付近をよくご存知の方がおられることがわかりましたので、今日は朝10時に駅で待ち合わせをして12時半くらいまで一緒に散歩をしました。昔田んぼだったところを埋め立てて造成した土地に私の両親が建てた家はもうありませんでした。当時はよく犬の散歩に田んぼの畦道を歩きましたが、今は田んぼ自体が全くなくなり、住宅がビッシリ建って昔の面影は全くありませんでした。すぐ近くにあった銭湯もなくなり、知っているお店もなくなり、親しかった友人の家もなくなっていました。まるで、竜宮城から地上に戻った浦島太郎の心境でした。それでも、支援者の道案内のお蔭で、昔人骨がたくさん発掘された公園(大昔お寺の墓地だったところ)や、小学校や、中学校や、よく遊びに行ったその隣の神社の森や、その隣のお寺なども、見つけて訪ねることができました。こういう支援者と出会えたのは不思議なご縁ですが、ありがとうございました。
私の頭の中にあった故郷の景色はすっかり姿を変えて、もう存在しませんでしたので、アメリカ人作家トマス・ウルフThomas Wolfe の小説の題You Can't Go Home Again 「汝再び故郷に帰れず」(鈴木幸夫訳)を思い出しました。小説自体は読んだことがなかったので、急に読んでみたくなって、早速ネットで検索して発注しました。

その後、支援者とは別れて、高校時代の仲の良かった同級生で駅の反対側で歯科医をやっている友人を訪ねました。彼と会うのは恐らく40年以上振りだったと思いますが、懐かしい昔話に花が咲いて、気がついたら3時間半も経っていました。

帰宅したらもう妻が夕食を準備している時間だったので、今日は走るトレーニングはできませんでした。