2012年2月12日日曜日

昨夜遅く大阪在住の卒業生から、今日12日のNHKのEテレ(2ch)「趣味の園芸」午前8:30~8:55に出演するから見て下さい、というメールが届きました。妻と一緒に見ましたが、園芸研究家という肩書で、胡蝶蘭(コチョウラン)の管理方法や楽しみ方を上手に解説していました。妻もすっかり気に入って、我が家の居間の出窓にコチョウランの鉢を置いて飾りたいと言い出しました。
この元学生は昭和62年(1987年)卒業ですから、もう47才くらいになっている筈です。花卉園芸学研究室を専攻し、卒業後はハワイの大学にも1年くらい留学しましたが、私が指導していた千葉大学園芸学部空手部でも熱心に稽古をして皆を引っ張る主将をしていました。今は大阪でメリクロンアーツという洋ランの会社/研究所をやって、講演活動や執筆活動もやっているようです。元学生がこうしてそれぞれの分野で活躍しているのを見るのは、元教師としては嬉しい限りです。
市橋君も本当は、ちょっとしたきっかけであんな馬鹿なことをして一生を棒に振らなければ、今頃は刑務所の中ではなく、この元学生と同じように社会で素晴らしい活躍ができる元学生の一人になっていた筈なのですが・・。千葉大学で同じように私と関わった二人の元学生の運命は、身から出た錆(さ)びとはいえ、残酷にも全く違ったものになってしまいました。

孫たちの日本語学校での日本語スピーチコンテストが終わった時間に、カリフォルニアの娘に電話をしました。孫たちが電話に出て、6才のAika(愛夏)ちゃんは2等賞になってトロフィーをもらったよ(娘によると、1等賞以外の子供たちには全員2等賞としてトロフィーをあげたとのこと)と誇らしげに言い、8才のAiden(叡伝)君は今年も1等賞になったよ(昨年も1等賞でした)と、自慢したいのを抑えて、控えめに言いました。爺(じじ)馬鹿の私と、婆(ばば)馬鹿の妻は嬉しくて、ニコニコしながらそうかすごいなと誉めてやりました。先週行われた4才児のクラスでは、Colin(琥倫)君がトロフィー(全員に授与した参加賞)をもらったよと誇らしげに言っていました。小さい児童にはやきもちを焼いたりひがんだりしないように、点数をつけずに全員に参加賞を与えて努力を誉め、大きい児童には競争をさせて1等賞、2等賞、3等賞と点数をつけるというのは、アメリカでも子供の心理を考えた教育的配慮だなと思いました。

国際会議で使うスライドや配布資料の準備がだいぶ軌道に乗ってきましたので、午後から江戸川堤防を14Km 走ってきました。北西の風が強く、吹きさらしの堤防の上では吹き飛ばされそうで、他に走っている人はいませんでしたが、私は調子よくビュンビュン走りました。