2013年2月26日火曜日

農大の周りを6Km ジョギングしました。以前私の研究室でデータ入力のアルバイトをしてくれた男子大学院生(現在は修士課程修了後出身研究室で任期付き助手として働きながら就職活動をしている)が訪ねてきて、履歴書を置いていきました。第一希望は別の職種を目指していますが、結果がわかるのは秋になるので、希望が叶わなかった時には農薬関係の職にも応募したいという考えのようです。私は3月末には客員教授の70才定年で農大を離れますが、しっかりしたよい学生なので、できるだけ応援してあげようと思っています。

24日の食品ジャーナリストの会(JFJ)の公開シンポジウムでは、パネリストとして参加した橋本伊津美氏(食品会社に勤務していた経験がある)が面白い話をされました。食品流通業界には1/3ルールという商習慣があり、これが多くの返品を生み、食品ロスの原因になっているとのことです。例えば、賞味期限が6ケ月という食品が製造された場合、工場又は卸商からお店には6ケ月の1/3すなわち2ケ月以内に納品され、その後6ケ月の1/3すなわち2ケ月以内に販売され、消費者が購入する時は6ケ月の1/3すなわち2ケ月の正味期限が残っていなければならない、というのがルールだそうです。1/3の期間を過ぎて納品された食品は工場に返品され、消費者が購入する時に1/3の期間が残っていない食品は特売品として安売りされるか廃棄されるということだそうです。
賞味期限が過ぎたといっても食品としての安全性に問題があるわけではないので、消費できるかどうかは五感を働かせて判断することで無駄を少なくすべきでは、ということを考えさせられました。

松戸の駅までの途中には赤い梅の花が咲いている家がありましたが、農大の周りには白い梅の花が咲いている家がありました。毎年繰り返されることですが、この季節ならではの景色なので、立ち止まってカメラのシャッターを押しました。日本にはこういう季節感があるのがいいなあと思います。