2013年2月9日土曜日

今月22日の新潟県での講演の準備をしていますが、だいぶ進んで見通しが立ってきたので気持のゆとりができて、昼に江戸川堤防に行って8Km 走ったり歩いたりしてきました。帰り道に堤防上で自転車に乗った人に呼び止められたら、私が長年散髪に行っていた理髪店をやっていた人で、お客が少なくて家賃が払えなくなって店をたたんでしまった人でした。その後どうしているのか私も気になっていたのですが、市川市にある老人介護施設に就職して松戸から自転車で通っておられるとのこと。今までと違う仕事だし、月に6回徹夜の夜勤があるので疲れるとのことでした。しかし、お元気そうで何よりでした。

アメリカの空手の弟子/友人のMargie さんから久し振りに航空便 の手紙が届きました。この頃はメールでのやりとりがほとんどなので、普通の郵便はSnail mail(カタツムリ便)と言います。今日何々したというのが2月4日付けでしたから、5日前のことになります。ノースカロライナ州には海岸のLejeune(レジュン)というところに海兵隊の基地がありますが、1957年から1987年まで30年間飲用水として使っていた基地の井戸が、基準値を超える濃度の毒性物質(ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、塩化ビニルなど)に汚染されていたことが確認されたという新聞記事の切り抜きが同封されていました。これから多くの元海兵隊員が健康被害の賠償請求の訴訟を起こすのではないかと思います。

同時に、ある大手の化学会社が毒性管理専門家を募集している求人欄の切り抜きも入っていました。私がこの3月末で東京農業大学の客員教授を70才で定年退職するのを知っているので、アメリカに帰ってこないかという誘いのつもりなのでしょう。もっと若い時だったらすぐ応募したかもしれませんが、今はそろそろ引退してのんびり趣味を楽しもうか、農薬分野の研究とは別のやりたい何かを見つけようか、もう少し松くい虫の激害で消滅した松林の再生に少しでも関わろうかという気持の間で揺れ動いている状況ですので・・。