2013年3月20日水曜日

千葉大学園芸学部構内にも、昨日東京農大の近くで見たのと同じようにユキヤナギがあって白い小さな花が満開でした。名前を知らない優しい感じのボケに似た花もありました。

園芸学部は松戸市の戸定ケ丘(とじょうがおか)と呼ばれる小高い丘の上にありますが、裏の方に1ケ所急カーブで急勾配の坂道があり、時々トラックが運転を誤って立ち往生することがあります。午後2時過ぎに散歩を兼ねてジョギングをしようと思って出かけたら、福山通運の引っ越しトラックが立ち往生して運転手と助手が困っていました。前方は崖でガードレールとの間にほとんど隙間がなく、後方は坂でガードレールの端がアルミの車体に食い込んでいました。前進も後退もできない状態でしたので、JAF(Japan Automobile Federation)を呼んであげたら今日は故障車がたくさんで順番待ちだということで2時間半くらいしてやっと到着しました。しかし、状況を見て、レッカー車ではないので手に負えないと判断して引き揚げてしまいました。ボックス型のトラックで、荷物の積み下ろし用に車体の後部にステップが固定してあるのですが、それが坂道に乗り上げて、片方の後部車輪が宙に浮いている状態でした。トラックに積んである工具箱には柄の短い小さなレンチしかなく、それでは固く締めてあるボルトが外せませんでした。
私の車で貸倉庫(レンタルボックス)に置いてある道具箱を取りに行って、ソケットレンチのセットが入っている道具箱を持ってきてあげました。それを使ってボルトを緩め、ステップを外すことができました。宙に浮いていた片方の後部車輪が地面に着いたので、なんとか試行錯誤を繰り返してトラックを道路に戻すことができたのは夕方6時過ぎでした。

ジョギングを中止して4時間以上手伝ってあげたら大変感謝され、自宅に帰ってしばらくしたら福山通運の会社からお礼の電話もいただきました。私も日本に帰ってからもアメリカに住んでいた時も車で困った状況になった時に人に助けられた経験がありますので、困った時はお互い様だから、今度誰かが困っている時は助けてあげて下さいと言って電話を切りました。元々、千葉大学園芸学部の学生寮の学生が今日引っ越しするからと福山通運のトラックを手配したのが、来てみたら24日に延期になっていたとのことでした。延期の電話連絡を受けた会社の誰かから、運転手に引っ越し日変更が伝えられなかった連絡ミスのようでした。わざわざ遠くからトラックを持ってきたら予定が変更になっていて、しかも坂道で車が立ち往生してしまったのですから、仕事とはいえ運転手と助手には踏んだり蹴ったりで、どんなにか悔しい思いをしたことかと想像します。
私の方も午後の予定がすっかり狂ってしまいましたが、人にいいことをしてあげたという満足感が残りました。