2013年3月19日火曜日

支援者お二人の連名で、以下のお便りが届きました。ありがとうございました。遠方から東京拘置所に差し入れにこられた時にお二人にお会いしたことを思い出しました。今日、ゆうちょ銀行に寄って、菅野弁護士から振り込まれた支援金の残額を全部払い出してきました。時間をみて同封するお手紙を書いて、市橋君のご両親宛に送金する予定です。
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本山先生
支援金の件私達の願いが叶いました。
これからも、ずっと市橋君を見守っていきます。

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昼休みに東京農大の周囲を6Km くらい走ったり歩いたりしました。気温が上がって暑いくらいでしたので、上下のトレーニングウェアを脱いで、短パンとTシャツだけで走りました。農大第一高等学校のグランド沿いには、満開のヒカンザクラ(カワヅザクラの時期は過ぎて)と、ハクモクレンと、ユキヤナギの花が咲き誇っていました。支援者の皆様にもお見せしたいと思って愛用のカメラを持って行ったのですが、残念ながらバッテリーを抜いて充電器に入れたまま忘れてきてしまったので、写真は撮れませんでした。
東京農大の反対側の隣にある世田谷区立桜丘中学校の門には、卒業式の看板が立っていました。千葉大学園芸学部も今週の金曜に恒例の卒業生・修了性を送る会が開催されますが、私も名誉教授として招待されましたので、今年も出席の返事を出しておきました。この時期は、卒業していく生徒や学生たちにとっては将来への夢が弾(はず)んで嬉しい時ですが、教員にとっては次の世代の生徒や学生たちが入ってくるまで寂しい時です。私も毎年そんな気分を繰り返してきましたが、もう巣だって(去って)いく自分の学生はいませんので、一歩離れたところから眺めることができます。

ちょうど昨年の今頃、小菅(こすげ)の東京拘置所に市橋君に面会に行った時も、駅からの道路沿いのユキヤナギの白い小さな花が満開でした。もうあれから1年経ったことになります。外の空気を吸って、季節の移り変わりを肌で感じることはできないでしょうが、市橋君のことだから、できる範囲でしっかり生きていることと思います。彼には、支援者全員のお名前のリスト(住所や連絡方法は削除して)を差し入れしましたので、どれだけ多くの方々が支援して下さったか、よくわかっている筈です。時に寂しくなる時があったとしても、多くの皆様に心の中で見守られているということが支えになるのではと思います。