地下鉄日比谷線神谷町で降りて、桜田通り、外苑裏通りをとおってアメリカ大使館前の麻布台ビルは、アフガニスン大使館のすぐ横の建物でした。ラジオ日本のスタジオに入って、鶴蒔靖夫(つるまきやすお)氏の質問に私が答える形で収録が行われました。予定通り25分くらいで終わり、ガラスの壁で仕切られた隣の部屋で編集し、ラジオ番組として放送されるのは予定が変更になり4月11日(金)午前11時30分~50分だそうです。
ラジオ局というのは東京に9局あり、神奈川県など近県も含めると数十局になるそうです。そんなに多いとは知りませんでした。過当競争でスポンサーのコマーシャルをとるのが大変ではないですかと訊いてみたら、電通とか博報堂とかいう大手の広告代理店が一括してある時間帯をとって、それらの広告代理店が営業活動をしてスポンサーを見つけてコマーシャルをとってくるという仕組みになっているようです。ラジオ局やテレビ局の中では営業部というのは小さな組織で、企画編成部>制作部>営業部という力関係だそうです。
麻布には大使館がたくさんあるせいか、警察官があちこちの街角に立って警備をしていました。不思議な形をした巨大な建築物があったので近寄ってみたら、霊友会釈迦堂と書いてありました。釈迦堂というからには仏教の一派でしょうか。高層ビルに囲まれた一乗寺というお寺もあり、白壁の外に植栽されているボケのような木が清楚な白い花を咲かせていました。
一度松戸に帰って軽く昼食を食べた後、今度は新橋に出かけ、有機JAS資材評価協議会の事務所に行きました。説明を聞いて、資料を見せていただいて、状況が把握できましたので忌憚(きたん)のない私の意見を伝えてきました。
新橋駅前には巨大なビルが建っていて、何階建てかざっと数えてみましたが数えきれませんでした。駅前の広場に昔の蒸気機関車が展示してあった筈だがと思って探してみたら、SL広場というところにありましたが、今日だけのイベントなのかテント村ができて古本屋が並んでビジネスをしていました。こんなにコンクリートの高層ビルだらけで、大勢の人混みが溢れているということは、地方都市の駅前の静まり返ったシャッター街に比べると活気があるということかもしれませんが、私は住みたくないなあと感じました。
今日は千葉大学は卒業式があったらしく、袴をはいた女子学生と出会いました。元教師の習性で、「卒業おめでとう、これから社会でがんばれよ」と心の中で声をかけていました。本当は卒業式には名誉教授として招待されたのですが、東京での上記の用事が先に決まっていたので出席できませんでした。