2014年4月4日金曜日

明日の千葉大学走友会の練習会の準備として、江戸川堤防を8Km走ったり歩いたりしてきましたが、すぐ息が切れてとても皆の練習についていける体調ではないことを自覚しました。明日は無理をせずに、マイペースで行けるところまで行って帰ってくるしかありません。江戸川堤防上では風が吹いていて、桜の花びらがまるで雪が舞うように風に流されてハラハラと散っていました。

その後、長期入院している友人・元同僚教授のN君を見舞いに行きました。寝たきりで外に出られないので、最近撮った満開の桜とその他の植物の写真をプリントして持って行って見せました。東京農工大学名誉教授の福嶋 司先生が朝日百科「植物の世界」に書いた「火災を防ぐ植物」という解説記事もコピーをとって持参して、説明をしてあげました。福嶋先生が東京農工大学に転勤する前は、千葉大学で助手をしていてN先生も私も助手で一緒の時代を過ごしたことがあるからです。平砂浦で取り組んでいる調査研究についても話してあげて、松を枯らすマツノザイセンチュウの新しい感染経路を世界で初めて証明できるかもしれないと自慢したら、顔をくしゃくしゃにして「あーっ、うーっ」と絞り出すような声を出しました。よく昔彼もいい研究結果がでた時は私のところに来て、どうだこれは世界で初めてだと自慢をしていましたので、何かを言いたかったのでしょう。
今日は幸い奥様が来ておられ、私が行くまではN君にイヤホンで音楽を聞かせたり、本を読んであげたりしていました。私がしばらくして帰る時には、今日はN君が久し振りにいい顔をしていると言ってくれました。私がわざと研究自慢をして刺激をしたので、血が騒いで血行がよくなったのかもしれません。