先日、私が平砂浦を訪ねた折に切り花の向日葵(ひまわり)をたくさんいただいた山崎喜一郎氏のご家族も登場していました。
昼頃には雨が止んだので、下流に向かって左岸の江戸川堤防を矢切の渡しの辺りまで歩き、小説「野菊の墓」に田園地帯として出てくる農耕地の中の小道を通って矢切・栗山の斜面林まで行きました。途中、坂川を渡る矢切(やきり)橋のたもとには、「野菊の墓」の説明の碑がありました。帰りは江戸川堤防に戻らずに、斜面林のすぐ下の道を歩いて帰ってきました。ちょうど2時間くらいのいい運動になりました。斜面林の上は、現在は住宅地とバス道路になっていますが、1906年当時は林や畑だったのではと想像しました。小説の中に山の畑に行って綿をつんでくるようにという件(くだり)があります。
案内板を見ると近くには貝塚もあるようなので、もっと前の時代にはこの辺りまで東京湾が入り込んでいたのでしょう。
江戸川は昨日の大雨で増水し、河川敷の江戸川ラインゴルフ松戸コースの芝生は冠水して、半分ぐらいは水浸しでまるで池のようでした。