2014年6月7日土曜日

アメリカ人の義理の息子は、人工衛星を使って映像をテレビ局に送る仕事をしていますが、ワールドカップサッカーの日本チームの試合の映像を日本のテレビ局に送るために6月4日にカリフォルニアの自宅を発ってブラジルに行き、7月12日まで1ケ月ちょっと滞在するとのことです。その間は、娘は一人で孫たち3人の世話で大変だろうなと思います。

先日ジョギングの途中で話しかけた江戸川堤防に行く途中の小山(こやま)の農家の奥さんの畑が、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」に描かれている矢切(やきり)にあるということで、小説が書かれた1906年頃の景色はどんなだったろうと興味が湧いてきました。ネットで注文しておいた舵社のデカ文字文庫版の本が届いたので、早速読み始めました。15才の政夫と17才の民子の話が古い漢字使いで書かれていますが、当時の社会の雰囲気が想像でき、大変興味深い小説です。多分、2~3日で読み終わると思いますが、その上でいつも歩いたり走ったりしている矢切の景色を眺め直してみるつもりです。
大学を卒業してからずい分長い間(約50年)仕事に追われる毎日で、ゆっくり小説を読むような気持ちの余裕はありませんでしたが、この頃そんな気持ちになったということは、私も歳(とし)をとったということかもしれません。

梅雨に入って間もないというのに、わずか1日で6月1ケ月分に相当する記録的な大雨が降ったところがあって、あちこちでがけ崩れや水死事故が起こっています。今日は散髪に行った以外は、机に向かって小説を読んだり、7月の学会で発表する講演要旨の訂正をしたりしました。
来週の金曜13日には千葉大学園芸学部の公開講座で講義をすることになっています。ティーチング・アシスタント(TA)をしている大学院学生から配布資料を受講生の人数分プリントするので原稿を送ってほしいというメールが届きましたので、すでに準備がしてあったパワーポイントのスライドを早速宅ファイル便で送りました。