2014年8月13日水曜日

昔からよく知っている養豚農家のT氏から突然の電話がありました。T氏は千葉県沼南町(現在は柏市と合併して柏市手賀)で、年間出荷量1500頭規模の養豚の一貫経営をしていて、常に新しいアイデアを経営に取り入れている千葉県でも有数の畜産農家です。何年か前に最後に会った時は、独特の餌の工夫で低コレステロールの豚肉を作って販売していることと、霜降り豚肉を作って柏幻霜ポークとしてブランド化したという話を聞きました。
その後、ハム製造工場を新設して、加工部門は屋号の惣左衛門を使って株式会社http://www.sozaemon.net/ にしたと聞いていました。相談したいことがあるというので、車を運転して(約1時間の距離)訪ねてみました。手賀沼の近くの高台の手賀という地区にある何百年も続いている農家です。T氏と奥さんに久し振りにお会いし、懐かしいのでつい話し込んでしまいました。
相談を受けたことについては、企業秘密なので内容は書けませんが、今日はサンプルだけをもらってきて、専門家の意見も聞いて後日返事をすることにしました。

せっかく柏まで行ったので、帰りはリハビリセンターに寄って、長期入院している元同僚教授/親友のN君をお見舞いしてきました。夕方の5時半くらいだったので、他の患者さんたちは皆ホールに行って夕食中でしたが、N君だけは病室に一人残されてベッドで寝ていました。もう流動食しか入らなくなりましたが、皆と同じようにホールに行ってテーブルに向かって車椅子に座った状態で食べさせてくれればいいのに、人手が足りないからでしょうか、ベッドに寝たまま流し込まれるのは可哀想だなと思いました。
今日は昔学生と一緒に毎週何年間も通った養豚場に行って、ハム製造工場を見てきたことなど話してあげましたが、一言も返事はありませんでした。後で奥さんが来た時にわかるように、ベッド横のサイドテーブルの上に訪問者用に置いてあるスケッチブックに、私が立ち寄ったということをメモしてきました。