2014年11月17日月曜日

昨日のブログで、元NIEHS勤務のアメリカ人の友人から送ってきたMCS(化学物質過敏症)に関するStephen Barrett, M.D.(医師)がQuackwatchというWebsiteに書いたMultiple Chemical Sensitivity: A Spurious Diagnosisという記事について紹介しました。著者の住所はノースカロライナ州のChapel Hill(チャペルヒル)という私が長年住んでいたRaleigh市の隣の町と書いてありましたので、友人に著者のバックグランドと、何故チャペルヒルに住んでいるのか知っているかと訊いたら、早速Stephen Barrett先生に関して詳しい情報を見つけて送ってくれました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stephen%2520Barrett?oldid=627556148

これを見ると、1933年生まれですから現在81才で、Psychiatrist(精神科医)、Author(著者)、Consumer Advocate(消費者支援者)、Webmaster(ウェブサイト管理者)となっています。引退した精神科医でしょうが、現在もインチキ医療について活発に情報発信をして大きな社会貢献をしているようです。
Webmasterという称号は、Quackwatch: Your Guide to Quackery, Health Fraud, and Intelligent Decisions(いんちき療法監視:いんちき療法、健康詐欺、賢明な判断の道案内)というウェブサイトhttps://en.wikipedia.org/wiki/Quackwatch の管理者として情報発信をしていることを示しています。
これを見ると、化学物質過敏症以外にも、主に医療や健康に関したいろいろな似非(えせ)科学について記事を書いて、消費者が騙されないように情報発信をしています。

日本でも、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池 誠先生が、ニセ科学/疑似科学について注意を喚起する本を出版されておられます。