2015年1月27日火曜日

3月18日~20日に玉川大学で日本農薬学会第40回大会が開催されますが、私は共同研究者と一緒に実施した松くい虫防除に関する研究結果について発表する予定です。講演要旨の提出期限が明日ですので、今日やっと最終版を作成してメールで提出しました。演題は「スミパインMCの空中散布と殺線虫剤樹幹注入の部分的併用による松くい虫防除効果」で、発表者は本山直樹・孫 立倉・阿部 豊・田畑勝洋です。

少し余裕ができたので、道場に行って男子更衣室のモップ掛けをして掃除をしてから、久し振りに空手着に着替えて空手の稽古をしました。体重オーバーで動きに切れがないし、関節は固いし、すぐ息が上がるし、散々でしたが、それでも終わってシャワーを浴びてからは気分爽快でした。

千葉大学園芸学部で開講している食品安全ビジネス論という公開講座の担当者が執筆した書籍「食品の安全と安心」講座Ⅰと講座Ⅱ(松田友義 編)(定価税込各2160円)が幸書房から出版され(2015年2月5日発行)、私も講座Ⅰの方の第3章「農薬の有効性(栽培)と安全性(残留)」を担当しましたので、出版社から献本としてⅠ、Ⅱとも送ってきました。書店でも2月初めから市販されるようですが、著者割引特別価格は税込各1700円だそうです。目次を見ると興味のある内容構成ですので、他の担当者が執筆した章を読んで勉強しようと思っています。
講座Ⅰ考える材料と見る視点
 第1章 土壌中の重金属と農産物
 第2章 植物の病気と食品の安全
 第3章 農薬の有効性(栽培)と安全性(残留)
 第4章 遺伝子組換え農作物
 第5章 食品添加物の利用と安全性
 第6章 放射性物質による食品汚染を考える
 第7章 科学者から見た食品のリスクと安全性
 第8章 調理-食品をおいしく安全に食べる技
 第9章 食品表示制度の作られ方-食品表示法を中心に-
 第10章 食品表示法について
 第11章 メディアは消費者に何を伝えているのか
 第12章 リスクコミュニケーションの有効性
 特別寄稿:食物アレルギー
講座Ⅱ安全を守る対策と仕組み
 序論 食品安全文化
 第1章 食品の劣化とその防止
 第2章 食中毒の原因菌と予防法
 第3章 食品の品質管理者-5つの基本業務
 第4章 食品工場の安全管理システム
 第5章 ISO 22000とHACCPの用語と仕組み
 第6章 食品防御(フードディフェンス)とは
 第7章 食品安全と危機管理・コンプライアンス
 第8章 適正農業規範GAPと農産物生産の安全性
 第9章 農産物などの検査認証制度と検査員の役割
 第10章 食品安全とサプライチェーンマネジメント(SCM)
 第11章 自然災害・食品事故と事業継続計画(BCP)