2015年1月31日土曜日

千葉大学園芸学部の構内を通って水元公園に行って、2時間ほど歩いたり走ったりしてきました。構内の生協前広場にはいくつか新しい就職ガイダンスの看板が立っていました。卒業生が母校に来て後輩を応募・受験させるためにどんな勧誘をするか、私も教室にそっと紛れ込んで、帽子とマスクで顔を隠して聞いてみようかとちょっと意地悪な気持になりました。

水元公園では強風のせいか青空が澄み渡っていて、運よく水路の横の木の枝に留まって水中の餌を狙っているいるカワセミに出会いました。ツグミやその他の野鳥もたくさんいて、何人かのカメラマンが望遠レンズを構えていました。
帰路の江戸川堤防からは、あいにく富士山の方角の地平線には雲がありましたが、富士山はちょっとだけ見えました。

自宅に帰ってシャワーを浴びて、3月6日(金)の農大での農薬部会セミナーの講師候補者に講演依頼のメールを打ったり、名古屋大学大学院時代の恩師の一人の齋藤哲夫先生に論文コピーを送っていただいた礼状を打ったりしました。間もなくして先生から電話があり、しばらくお話しを伺うことができました。91才になられて、血栓ができて脳梗塞にならないように溶血剤(殺鼠剤と同じ有効成分のワルファリン)を飲んでおられて、以前は時々起っていた心房細動が慢性的になったので医者に家で静かにしているようにと言われているとのことでしたが、電話の声は昔と全く変わらずすこぶるお元気でした。それにしても、鼠を殺す毒が人間の病気を治す薬としても使われるのですから、正に毒になるか薬になるかは摂取量(濃度)が決める一例です。
心房細動というのはどういう病気か、ネットで検索してみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E6%88%BF%E7%B4%B0%E5%8B%95 

先生の殺虫剤抵抗性研究に対する関心は相変わらず高く、ご自分は体の自由がきかなくなったので代わりに私にこれをしろ、あれをしろと指示をしておられました。先生のご期待にどれだけ応えられるかわかりませんが、できる範囲で少しお手伝いしてみようかと思っています。

1月も今日が最後で、明日からは2月に入ります。