2015年2月7日土曜日

53年前にジョン・F・ケネディ大統領に贈られたひな人形を今も大事に保管している娘のキャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使が探していた贈り主がとうとうわかり、会いに行くというニュースが目に留まりました。北海道北見市の老人ホームに暮らしている92才の松本艶子(つやこ)さんという女性だとのこと。松本さんがお元気なうちに会えることになって良かったと思いました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150207-00000022-mai-soci

昔、日本の子供たちにアメリカから送られた青い目の人形と、そのお礼に日本からアメリカに送られた答礼人形を思い出しました。このブログでもずっと前に紹介しましたように、答礼人形の一つはMiss Kagawa(香川)という名前がついて、私の古巣のノースカロライナ州の博物館に今も残っていました。
アメリカと日本はかってお互いに正義の戦争(日本だけがアジア諸国を侵略した悪者ではなく、西欧列強の植民地主義や人種差別主義の延長線上で利害がぶつかった経済戦争の一面があったのではと私は考えています)をして多くの人が犠牲になりましたが、人形を可愛がる子供たちの気持ちはアメリカも日本も同じでした。
イラクやシリアやヨルダンでは今悲惨な戦争が行われて、お互いに憎しみ合って、報復と称して殺し合っているのは残念なことです。

明日はまた天気が崩れるとのことでしたので、昼休みに江戸川に行って、今日は河川敷の葦原の中の小道を2時間歩いてきました。まだこんな寒い時期なのに、黄色い西洋タンポポの花が1輪だけ地面に張り付くように咲いていました。何羽かのシジュウカラがまるで追いかけっこをしているかのように葦から葦へ飛び交っていました。広い江戸川の流れの中にはカワウが1羽だけいて、盛んに水中に潜って餌を探していました。