2015年2月6日金曜日

鴨川市の合同庁舎内にある千葉県南部林業事務所に立ち寄り、所長、次長、森林管理課長に会って、松くい虫被害木を伐倒した時に分譲してもらえないか相談をしてきました。幼虫が寄生しているマツの丸太を網室に保管してマツノマダラカミキリ成虫を発生させ、今年実施予定の調査研究の生物検定に使いたいからです。3月頃伐倒作業が終わって被害木を集積した時に連絡をしてもらえることになりました。このような松くい虫被害木の伐倒・入手は自分ではできない貴重な研究材料ですから、協力に感謝します。
所長は千葉大学園芸学部の昭和55年(1980年)卒業生ですから、私がアメリカから帰国して千葉大学園芸学部に勤務し始めた昭和53年(1978年)には学科は違いますがちょうど在学生だった筈です。昔の学生がこうして社会で活躍しているのを見るのは嬉しいものです。
南部林業事務所の前のクロマツ林には、さすがに松枯れ木は1本も見当たりませんでした。

せっかく鴨川まで車で行ったので、外房の海岸沿いの道を館山方面に向かって少し走りました。鴨川市太海の海は真っ青で、仁右衛門島もすぐ近くに見えました。仁右衛門島は源 頼朝や日蓮との関係が伝わっている島のようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80%E5%B3%B6

さらに南下すると和田浦のお花畑があり、観光客が花摘みをしていました。和田浦の海も晴天の空の色を映して真っ青で、岸に打ち寄せる白い波と波飛沫(しぶき)が、地球の雄大さを感じさせてくれました。私は晴れた日の海を見るのが好きです。どんより曇った日や夜の海は、何となく不気味で底知れぬ怖さを感じます。