2015年8月19日水曜日

今日も長い時間パソコンに向かって、9月4日(金)に札幌で開催予定のシンポジウム「農薬どさんこ塾2015(北海道)」での講演の準備をしました。

昼休みに水元公園C地区を通り過ぎて、埼玉県三郷市の方へ2時間半ウォーキングしてきました。水元公園C地区に接している道路は、その上を走っている高速道路(国道)の側道ですが、車からごみを投げ捨てる人がいるらしく、ごみは持ち帰るようにという注意書きが何本も立っています。そんなことにお構いなしに、そのすぐ横に大きなスヌーピーの縫いぐるみが捨ててありました。持ち主の子供(大人かも?)に可愛がられていた筈のスヌーピーが、何らかの理由でこんなところに捨てられて可愛そうだなという気がしました。すぐ近くには大きなバッグも捨てられていましたので、家庭の不用品を捨てたのか誰かが盗んだものを捨てたのかわかりませんが、車から道路脇に物を投げ捨てる公徳心のなさに情けなくなりました。

水元公園のクヌギの実がずいぶん大きくなってきました。いつもサッカーをやっている芝のグランドは緑のカーペットのように見えて鮮やかですが、真っ白なキノコが顔を出していました。ツクツクボウシとアブラゼミがすぐ近くに留まっている木がありました。両方一緒に鳴きだしたら、お互いにうるさくはないのだろうかと想像しました。黄色と黒の模様があるナガコガネグモが、バッタのようなものを捕まえて糸でグルグル巻きにしていました。
C地区の1ケ所には、毎年この時期には害虫による食害で葉に穴が開いたり、葉裏の葉肉だけが食べられたり、葉脈だけが残ったりの被害が見られる草本の植物がありますが、今年も同じでした。私には植物の名前はわかりませんが、何がそんな食べ方をするのかと思って近づいて観察していたら、緑色のコガネムシとマメコガネと、チョウ目の幼虫がいました。
こんな都市の中の公園緑地でも、様々な生物が命をつないでいるのがわかります。

気温は30℃以上で真夏日でも、木陰に入ると涼しいし、風が吹くと秋が近い感じがしました。家に帰ったら、私がスイカが好物なことを知っている妻が冷やしたスイカを出してくれました。定年退職していいことは、昼休みに運動に出かけても、時間を気にせずにのんびりマイペースで景色や生物を眺めながらウォーキングできることです。