2015年8月24日月曜日

東京農業大学グリーン研究会と同総合研究所研究会芝草部会の共催で、JR常磐線荒川沖駅西口前のホテルプラザ荒川沖で平成27年夏期研究会が開催され、私も聴講してきました。今回の研究会は2つのテーマから構成され、霞ヶ浦国際ゴルフコースのグリーンキーパー野毛健一氏による「霞ヶ浦国際ゴルフコースにおけるコース管理について」と、片倉チッカリン株式会社技術顧問の野口勝憲博士による「土壌微生物の種類・特徴と芝草(そのⅡ)」の講演がありました。

野毛氏は東京農業大学の卒業生ですが、いくつかのゴルフ場のグリーンキーパーを歴任してこられたベテランで、現在勤務しておられる霞ヶ浦国際ゴルフコースにおけるグリーンの状況と管理方法について紹介され、現場ではどういうことが問題かを知ることができました。
野口勝憲博士は、植物栄養学の立場から土壌微生物の種類と植物の健全な生育に果たしている役割について、民間会社の研究所出身とは思えないほど基礎的な講義をされました。まるで大学の講義のようで、私にとっては土壌微生物の多様な働きについてあらためて大変勉強になりました。

休憩時間に研究会世話人の会社が写真撮影用の小型のドローンを持ってきて、撮影した動画と静止画を映写してくれましたが、振動による振れもなく、予想以上に画像が高画質で鮮明でした。
懇親会にも参加しましたが、この研究会では以前私も講演をしたことがありますので、顔見知りの方々もおられました。現地ホテルに宿泊する他の参加者と違って私は松戸まで帰るので、途中で退席しました。
荒川沖駅前でムクドリの群れの鳴き声がやかましかったので上を見上げたら、電線をねぐらにしているらしく、ビッシリ留まっていました。

明日は霞ヶ浦国際ゴルフコースで現地視察と称してゴルフをしながらコースを回るようですが、私はゴルフはしませんので、その後の大形ドローンによる薬剤散布のデモンストレーションの部分だけ参加するつもりです。