2015年11月24日火曜日

昼休みに大学の道場に行って、男子更衣室のモップがけ掃除と入口踊り場の雑巾がけをしてから、1時間空手の稽古をしました。アメリカに1ケ月滞在して帰国してからはずいぶん体が軽くなったのですが、それから3週間経った今日はまた元に戻ったようで体が重く感じました。ベトナム、タイ、インドネシアと訪問中は毎日食べてばかりで全く運動しなかったのですから、自業自得です。
基本の突き、蹴り、受け、巻き藁叩き、サンドバッグ蹴り、腹筋運動、バーベルを持ち上げたり、ダンベルを振り回したり、重い素振り刀の素振りなど、一通りこなすと汗ビッショリで気分爽快になりました。

夕方は江戸川堤防を1時間ウォーキングしてきました。5時頃太陽が沈んで、西の地平線に茜(あかね)色の夕焼け空に富士山の陰影がくっきりと浮かび上がって見えました。
夏頃、園芸学部構内の柿の葉にイラガの幼虫がビッシリ寄生していましたが、今日通りがけに見たら、葉はすっかり落ちて、真っ赤に熟した柿の実が鈴なりになっていました。旧正門横の2本の銀杏の木は、まだ黄葉が始まっていなくて緑色の葉をつけていました。

先週土曜21日に開催された自然保護協会主催のシンポジウム「ネオニコチノイド系農薬の生態系影響」で、反農薬の人たちが「生態系影響は証明はされていなくても、予防原則(Precausionary measure)に基づいて規制をすべき」と主張していたことが気になりました。その一方で、「農家が害虫が発生していないのにネオニコチノイドを予防的に散布をしているのは無意味なので、害虫が発生してから散布をすべき」と主張していたのは、自己矛盾しているような気がします。
毎年田植え後に発生する病害虫はだいたいわかっているので、年によって発生が比較的少なくて被害が軽くて済む場合もありますが、年によっては予想外に発生が多くて大被害が出ることもあります。農家は正に予防原則に基づいて殺虫剤と殺菌剤を苗箱施用しているのですから。冬にインフルエンザが流行る前にワクチンを予防接種をするのと似ています。

明日は、大幅に期限を過ぎてしまった本の原稿のゲラ刷りの校正と、ベトナム・タイ・インドネシア訪問に掛かった経費のInvoice(請求書)を作成してCrop Life Asiaに送らなければなりません。