2015年12月27日日曜日

1月7日の講演の準備がやっと終わりました。今回は3つの話題について取り上げる予定ですのでスライドの枚数が思っていたよりも多くなってしまいましたが、写真がたくさん含まれていますので何とか時間内にカバーできると思っています。

最近発表されたMarfo et al(2015)*の論文に報告されていた尿中から検出されたネオニコチノイドとその代謝物の濃度から、一人当たり一日摂取許容量に対する割合を計算してみたら、全て1%未満という結果になりました。そんな微量で著者らがネオニコチノイド中毒の典型的なと主張する症状が起こるのかどうか、不思議な気がします。一日摂取許容量(ADI)というのは、毎日一生涯摂取し続けても健康に影響がないとして設定されている基準値ですので、その百分の一以下で中毒症状が起こるとすれば大発見(大問題)です。記載されている症状は、著者らの一部が今まで化学物質過敏症の症状として訴えてきた多様な症状と似ているようにも見えますが・・。
いずれにしても、スポットサンプルの尿中濃度だけでは実際のばく露量はわかりませんので、来年私たちが実施予定のばく露量の測定・尿中濃度の分析・健康診断を結びつける共同研究は、その疑問に答えを出す筈です。

* J.T. Marfo, K. Fujioka, Y. Ikenaga, S.M.M. Nakayama, H. Mizukawa, Y. Aoyama, M. Ishizuka, K. Taira 
Relationship between urinary N-desmethyl-acetamiprid and typical symptoms including neurological findings: a prevalence case-control study
PloS ONE  DOI: 10, 1371/journal.pone.0142172  November 4, 2015

市橋達也君の更生を支援する会の幹事のお一人から久しぶりにメールのお便りをいただきました。11月初めに府中刑務所の矯正展に行ってこられたとのこと。相変わらず受刑者の更生を支援する活動をされている様子で頭が下がります。罪を犯して受刑する人にもいろいろな人がいるのでしょうが、厳しい生活環境の中で犯罪に追い込まれた人もいる筈ですので、幸いそういう状態に追い込まれなかった塀の外にいる私たちは、これらの人たちが更生して残りの人生をしっかり生きていけるようにサポートしてあげたいものです。
お便りにあった、「逮捕から6年経ちましたが、市橋達也さんが、穏やかに過ごせていることを、いつも祈っています。寒さが厳しい冬を、乗り越えて欲しいです。」というお気持ちは、市橋君の支援活動をして下さった多くの支援者の方々に共通の、他者の痛みを思いやる心の優しさを表していると思います。

東京在住の長姉(85才)が訪ねてきてくれましたので、妻が腕によりをかけて料理した鍋焼きうどんとマツタケご飯で昼食を一緒に食べました。まだ自宅で生徒をとって英語を教えているとのことでしたが、体のあちこちに不調があるらしく、だんだん弱々しくなってきましたので心配です。私は末っ子でしたので、姉には私の知らない昔のことをまだまだたくさん訊いておきたいと思っています。特に、戦前の朝鮮在住時代の生活のことや、終戦後の引き揚げ時(私は3才でしたので、姉は15才だった筈)のことなど、知りたいことがたくさんあります。