2017年5月19日金曜日

東京農業大学総合研究所研究会農薬部会の総会・講演会・懇親会が世田谷キャンパスのグリーンアカデミーで開催され、私は農薬部会長ですので出席しました。
世田谷キャンパスの前の馬事公苑に通じるケヤキ並木は新緑の葉が瑞々しく輝いていました。構内の古い建物を撤去して芝生広場にしたところも、広々とした空間がいい感じでした。

少し早目に到着したので、食と農の博物館で開催中の特別展「微細藻類の輝かしき未来-天然物の無限の可能性-」を観てきました。微細藻類が生命の誕生にも関わったことや、イスラエルの塩分濃度が著しく高い死海で生存している微細藻類がいることなど、興味深い展示で、勉強になりました。さすが東京農大らしい、素晴らしい企画だと思いました。

講演は、2月18日に千葉大学園芸学部の松園会(千葉大学園芸学部卒業生で植物保護に関わっている人たちの同窓会)で講演した加藤一郎氏の話が素晴らしかったので、私が同じ話を東京農大でもして下さいと依頼したもので、「農業の活性化と地域振興に向けて」(商系、系統の区分の時代は終わった)という演題でした。
加藤一郎氏は千葉大学園芸学部では私より4~5年後輩ですが、農業経済学研究室を専攻し、卒業後はJA全農に長年勤務し、代表理事専務を務めただけあって、日本の農業の置かれている状況を的確に指摘し、活性化には何が必要かを提示しました。
農薬部会の参加者にとっても大変刺激的な講演でしたので、多くの質疑応答がありました。

懇親会の後で、いつものように山本 出先生のご自宅で二次会があり、楽しい懇談の一時を過ごしました。