2017年7月6日木曜日

自宅を朝6:20に出て、東京駅から新幹線で広島駅まで行き、広島駅からは路面電車で紙屋町西まで行きました。会場の広島県民文化センターに着いたのはちょうど正午頃で、主催者の現地代表の大信産業株式会社の方々と、パネリストの方々と、総合司会のフリーアナウンサーの笹原綾乃さんと、パネルディスカッションのコーディネーターの広島県庁農林水産局の神畠(かんばた)義和氏などが弁当を食べながら顔合わせと打ち合わせをしました。
アナウンサーは地元の人はいつもテレビやラジオで声を聞いたり顔を見たりしている人らしく、ファンが大勢いる人気者のようでした。開会前にカーテンの裏からアナウンスしている声を聞くと、本当に素晴らしい発声でした。
私の基調講演の時間は1時間でしたが、最前列に座った主催者のスタッフがダンボールに書いた30分、10分、5分と残り時間を見せてくれましたので、うまく調整ができて、ピッタリ1時間で終了できました。
参加者は一般消費者、JA職員、業界関係者など合わせて約300人でした。

10分間の休憩後、神畠義和氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションが1時間半行われました。パネリストは私以外に、消費者代表として公益社団法人広島消費者協会の徳田洋子会長、流通代表として広島市中央卸売市場中央市場の豊後(ぶんご)更成氏、生産者代表として葉物野菜を生産している今田典彦氏、安芸津(あきつ)で柑橘を生産している甲斐直樹氏でした。

パネルディスカッション後に質疑応答時間がとってあり、あらかじめ文書で寄せられた質問と、会場でその場で寄せられた質問についてそれぞれ該当者が回答しました。
質問の1つ、「果物はどれぐらい洗えば農薬が落ちるか」に対しては、洗わなくても農薬は検出限界以下がほとんどで、検出されてもごく僅かで食べても全く問題のない残留基準値以下ですが、食中毒菌やその他の病原微生物などを除去するために普通に洗った方がよいと回答しました。付け加えて、我が家では毎日妻とリンゴを1/2個ずつ食べているが、私は皮ごと食べるのに対して歯の悪い妻は皮を剥いて果肉だけ食べるので、剥いた皮は栄養があってもったいないので私が食べていますと答えましたら、笑い声が起こって、参加者全員の納得が得られたようでした。

農薬シンポジウム終了後は、パネルディスカッション参加者と主催者で近くのレストランに移って交流会がありました。主催者は1月から準備を始めたと言っていましたので、無事終わってホッとしている筈です。アンケート調査も実施しましたので、どういう結果が集計されるか楽しみです。
明日は松くい虫被害でマツが消滅した後の山の植生がどうなっているか車で回って見学する予定ですので、広島東急REIホテルに一泊しました。