2017年7月7日金曜日

大信産業株式会社は http://www.taishinkk.co.jp/outline/ 広島県尾道市に本社がある農薬の卸商ですが、農業資材など農薬以外のものも扱っていて、緑化事業部門もあります。朝9時に私が宿泊していた広島市内のホテルに緑化事業部のM氏(樹木医)が車で迎えにきてくれました。緑化事業部は本社とは別の場所にありましたが、立ち寄ってコーヒーを一杯ご馳走になる機会に敷地内にある農薬・肥料・土壌改良剤を保管してある大きな倉庫や、農薬散布機を見学させてもらいました。ゴルフ場での仕事が多いのか、芝生に農薬を散布する大型の散布機や樹高の高いマツにも農薬散布ができるスパウターなどがそれぞれ複数台ありました。薬液10ℓを積載できる大型のマルチコプター(ドローン)もありました。
農薬卸商の多くはそうですが、農薬の卸販売の他に、緑化事業など業務を多様化して事業の拡大・安定化をしているようです。http://www.taishinkk.co.jp/service/




私の希望が、広島県では政治的判断で松くい虫防除のヘリコプターによる薬剤散布が禁止されたせいで松林が壊滅状態になりましたので、その後の山の植生がどうなっているか見たいということでしたので、広島市から尾道市を通って福山市まで車を走らせながら両側の山の状態を見させてくれました。広葉落葉樹が落葉する冬期と違って、今の時期は広葉樹の葉が生い茂っていますので古い松枯れ木はほとんど見えませんでした。天然更新した新しいマツがあちこちに見られ、その中の一部は新たに松くい虫被害で枯死していました。元々はマツが優先種で松茸の産地もあったようですが、こういう状態になるともう復元するのは不可能だなと思いました。
ある程度の樹齢の太いマツが残っている場所として福山城に連れて行ってくれました。もうすぐ築城400年を迎えるというお城の天守閣と石垣(いずれも復元されたもの?)は見事な景色でした。場内には殺線虫剤の樹幹注入で守られているマツが残っていました。
私のために、半日使って案内してくれた大信産業には感謝します。









福山駅から新幹線に乗って、名古屋で途中下車して名古屋の八事(やごと)にある本山家と荒川家(母の母の実家)と太田家(母の従姉で岐阜大学教授だった故太田更一先生)のお墓参りをしてきました。前回来たのは多分今年の3月だった筈ですが、敷き詰めてある砂利の間や墓石の間からずい分草が生えていましたので、いつもの花やで鎌などの道具を借りて、猛暑で熱中症にならないように気をつけながら草取りをしました。
墓前で手を合わせて家族全員元気で無事に過ごしていますと報告しました。
それから名古屋駅から新幹線に乗って、自宅に着いたのは夜の8時頃でした。