2017年8月28日月曜日

上野駅発10:00のJR特急草津1号に乗って、渋川駅には予定通り11:36に着きました。私にとってはこの列車に乗るのも、渋川駅に降りるのも初めてでした。待っていてくれた車ですぐ伊香保カントリークラブに行きました。
昼食後、研究会の開始時間の2時まで時間がありましたので、一人でゆっくりゴルフコースを歩いて見学しました。
芝生も樹木もよく管理されていて、素晴らしいゴルフコースでした。
























 




研究会では私を含めて4人が講演をしました。
伊香保カントリークラブの代表取締役社長の原 直道氏は、伊香保カントリークラブは群馬県で最も歴史の振り名門ゴルフ場だということと、設立の経緯、バブル崩壊後の厳しい時代の経験と、名門復活に向けて努力中という紹介をされました。元々は天皇家の御用林で社長の先祖の原一族が管理していた土地を、戦後民間に払い下げられたのを原一族が取得し、東部鉄道と群馬銀行の3社の合弁事業としてゴルフ場を建設したとのことでした。バブル崩壊後、ゴルフ場はお客獲得のために値下げ競争に追い込まれ、益々経営が厳しくなったのを、原社長は発想を転換して、逆に値上げを断行し、その代わりメンバー優先で満足度を高める経営方針にしたとのことでした。
2番目に講演をした高橋 亨氏は、原社長に請われてボランティアに近い形で名門再生のためにアドバイスをしている立場とのことでした。東京農業大学を5年かけて昭和57年(1982年)に卒業したけれど、学生時代は少林寺拳法の稽古に明け暮れておられたとの自己紹介をされました。ゴルフ場には長年現場で管理に携わってきたグリーンキーパーがいて、経験に基づいてコース管理作業をしているので、新しいアイデアを提案してもなかなか聞き入れてもらえないという苦労がある中で、いいゴルフ場というのは、プレーヤーにとって、働く人にとって、経営者にとっていいゴルフでなければ駄目だという発想で努力をしているとのことでした。例えば、プレーヤーと一緒にコースを回るキャディーさんの言葉づかい一つでプレーヤーに与える印象が大きく違ってくるということや、バンカーからボールを打ち出した後で乱れた砂を元に戻すのは基本的にプレーヤーのやるべきことだと認識させるなど、一つ一つ改善しつつあるとのことでした。今年の作業スケジュールの資料を配布し、具体的な問題点などについても言及しました。
私の後に講演をした高橋新平先生は、参加者の多くが東京農大卒業生だということから、東京農大の現状についての説明をし、芝草研究の方法論(アプローチの仕方)とドローン(マルチコプター)技術の急速な発展から、ゴルフ場管理への利用を含めていろいろな分野での活用の可能性について紹介されました。最後に砂漠の緑化に関連して塩分が芝生の生育に及ぼす影響について研究した最近の英文論文のコピーを配布して内容について解説されました。






懇親会は会場を伊香保温泉の老舗の塚越屋七兵衛に移して、楽しいひと時を過ごしました。私は原社長の隣席でしたので、個人的にも興味深いいろいろな話を伺うことが出来ました。原社長はもう1枚の名刺をお持ちで、そちらは日本土地山林株式会社の取締役副会長という立場で、兵庫県で2千町歩の森林経営をしておられるとのことでした。