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榛名湖は海抜1,084mにある周りを山に囲まれた美しい湖でした。帰りに伊香保温泉から渋川駅まで乗ったタクシーの運転手の解説では、榛名山というのは元々は一つの大きな山だったのが、噴火で周囲のいくつかの山に別れ、その時にできたカルデラ湖が榛名湖だとのことでした。
どこかの女子駅伝部の部員が湖の周囲の遊歩道を走ってトレーニングをしていました。
ちょっと高台の湖を見下ろせる位置にローザンヌという名前の洒落た建物のレストランがありましたが、今は廃業して荒れ放題になっていました。これもバブルの崩壊でお客がこなくなった影響でしょうか。
私も湖の周囲の遊歩道を少し歩いてみたら、関東ふれあいの道と書いた案内板がありましたので、天神峠の巨大な石灯籠の横を通って氷室(ひむろ)山の登山道を登ってみました。海抜1,236mですので150mぐらいの高さだと気軽な気持ちでしたが、丸太や板でできた急勾配の段々坂で、足がふらふらしてきて、下りは足を横向きにして1歩1歩慎重に歩きましたが、途中でバランスを崩して前に転倒してしまいました。登山道のすぐ横は崖でしたので、転び方によっては危ないところでした。
帰りは伊香保温泉までバスで降りて、そこから渋川まではバスの本数が少なくて待ち時間が長かったのでタクシーに乗りました。
私にとって講演で呼ばれてあちこちに行く楽しみのひとつは、一泊余計にして周辺を訪問することですが、今回は、名門ゴルフ場を見学できたことと、伊香保の温泉街と榛名湖周辺の散策と氷室岳登山を楽しみました。