秋葉原駅南口の喫茶室ルノワールニュー秋葉原店の貸会議室で2017年松園会9月度勉強会が11:30-13:30に計画されていて、私も出席することになっていました。松園会というのは、植物保護に関わっている(農薬メーカー、公務員、大学等で)千葉大学園芸学部卒業生の同窓会で、平成3年(1991年)に発足しました。元々は、応用昆虫学研究室の卒業生の大川義清氏が農水省の植物防疫課長に就任した機会に、同年代の人たちが彼を支えようということで発足しましたが、当時の会員のほとんどが定年退職して社会の第一線から退きましたので、現在は現職の少人数の会員相互の勉強会として活動しています。
今日は、農芸化学科の応用微生物学研究室卒で日本植物医師会会長の白石俊昌氏を講師に招いて、「植物医科学」についてという演題で講演をしてもらいました。白石氏は、群馬県の桐生市在住ですが、群馬県の農業改良普及員や試験研究機関、行政職、農業技術センター所長職などを歴任した優秀な卒業生です。植物医師になるには、先ず技術士(農学の植物保護分野)の資格を取得しなければならないということや、今後植物医師に期待される役割などについて、わかり易く説明してくれました。
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勉強会終了後、私は一人で秋葉原駅周辺をブラブラ歩いてみました。秋葉原駅前には昔は青果物市場があって、青果物を仕入れに集まる八百屋のトラックが一杯だった記憶がありますが、今はすっかり変わって、高層ビルが建ったり、電気店に加えて私にはわからないいろいろな商店ができています。メードの恰好をした若い女性が客引きのちらしを配ったり、ちょっとどこの国かわからないような異次元の世界の感じがしました。外国人もたくさんいました。見方を変えれば、後期高齢者の仲間入りをした私が社会の流れから取り残されているということかもしれません。
松戸駅に着いてからいつものように遠回りして西口の坂川沿いの道を歩いて、松戸神社の大銀杏を眺めたら、ほっとしました。私にはやはり都会の喧騒よりも、緑に囲まれた田舎の静かな環境の方が合っているようです。