今日は枯死マツと枯死進行中のマツの材片を採取する予定でしたが、手斧で粗皮を剥がしますので、誰かに何かを言われた時のためにFrank君に手伝ってもらうことにしました。4本で4か所ですから、車で回れば1時間ぐらいで作業は終わるだろうと簡単に考えてモーテルを午後2時半頃出発しました。Symphony Lakeの側の枯死進行中木をNO.1、ノースカロライナ州立大学構内の雑草防除研究室の近くの枯死進行中木をNO.2、Western Blvd沿いのショッピングセンターの向かい側の枯死進行中木をNO.3、Tryon RdとHwy401の交差点のGolden Corralレストランの駐車場横の枯死木をNO.4として、この順番で回りました。材片は幹の地際又はそこから伸びている根(試料1)と幹の胸高(地上から120cm)部位(試料2)の2ケ所から採取しましたが、予想に反して粗皮が厚くて固いので手斧で削って形成層を露出させるのに時間がかかってしまいました。供試木の胸高直径を記録するために、日本から持参した巻尺を使って胸高円周も測定しました。木によってまだ松脂が分泌されるものと、全く分泌されず材片も乾燥しているものとがありました。NO.1は毎朝Symphony Lakeをウォーキング/ジョギングする時に耳を近づけると中でカミキリの幼虫がボリボリ(実際はギュギュと聞こえる)材を齧っている音が聞こえる木で枯死進行中の木ですので、もしマツノザイセンチュウが原因だとしたら高密度で検出される可能性が高い筈です。材片は2重のジッパー付きのプラスチックバッグに入れてモーテルの部屋の冷凍室に入れて保管しました。本当はベールマン法で生きている線虫を分離すればいいのですが、今回は道具を何も持ってきていませんので材片をそのまま日本に持って帰って材片を使って直接DNA診断をする予定です。
作業が終わってモーテルに戻ったのは夕方になってしまいましたので、予定していたFrank君とLake Johnsonを1周するウォーキングは中止しました。
モーテルのラウンドリー(洗濯)室で、貯まっていた洗濯物を全部洗濯して乾燥しました。両方とも大型なので相当量をいっぺんにこなせます。洗濯機の方は1回回すのに$1.75(約200円)で、乾燥機の方は1回40分で$2.00(約220円)でした。
https://cals.ncsu.edu/crop-and-soil-sciences/people/travis-gannon/
Research Triangle Park(RTP)のバイエルクロップサイエンス社を訪問してEnvironmental Science Development Groupのターフグラスの農薬担当者Richard Reese氏と会うのは再来週の月曜日10月23日の午前10:00ということになりました。
両方からどういう情報が得られるか楽しみです。場合によっては、近辺のゴルフに出かけて実際の管理状況を視察させてもらえれば最高です。