2018年3月9日金曜日

東京駅丸の内口前の丸ビルを会場にして、東京農業大学総合研究所革新的技術研究成果報告会が開催されましたので、私も聴講してきました。学長、学部長、研究所長の挨拶を除いて、6題の成果報告がありました。学内で評価され選抜されてきた研究だからでしょうが、いずれも農大らしい特徴のある研究ばかりでした。
参加されていた山本 出先生(農大名誉教授、元総合研究所長)にお訊きしましたら、こういう成果報告会を開催するのは初めてだとのことでした。総研の研究予算は約1億円だとのことでしたから、成果を社会に発表して興味を示す民間会社等と共同で実用化に向けて事業を推進するのが目的なのでしょう。
特許がからんだ成果も含まれているからか、写真撮影も音声録音も禁止されていたのは残念でした。

交流会にも参加しました。最後の発表のホロホロチョウのプリンを食味してみましたが、私には妻がイトーヨーカドーの食料品売り場で買ってくる普通のプリンと味の面では区別できませんでした。ホロホロチョウは平飼いで、通常のケージ飼いのニワトリのような高い生産効率が得られませんので、販売価格は鶏卵に比べて約10倍、鶏肉に比べて約10倍ということですと、有機農産物と同様に果たしてビジネスとしてどれだけ普及するのだろうとちょっと気になりました。
東京駅周辺は高層ビルが林立して、夕方になると証明の明かりがキラキラしていました。