2010年3月10日水曜日


 今日は午前中埼玉市(旧浦和市)のさいたま共済会館で開催された 埼玉県の「農産物安全技術専門委員会」に委員の一人として出席しました。10年くらい前にテレビで報道されて大騒ぎになったホウレンソウのダイオキシン汚 染問題の検討委員会(私も委員として参加した)の後にできた委員会で、埼玉県産農産物の安全対策・農業技術開発などについて評価・助言を行う目的で、山本  出委員長(東京農業大学名誉教授)を含めて各専門分野の学識経験者や消費者代表など10名の委員で構成されています。今日は、埼玉県農林総合研究セン ターが取り組んでいる4つの試験研究課題(1.農薬のドリフト低減技術の確立 2.農薬の後作物への影響回避技術の確立 3.農薬混用による作物残留への 影響解明 4.県産主要野菜ネギ・ナスのカドミウム濃度低減技術の確立)について討議しました。県は、安全な農産物を生産できる農業技術を生産農家に提供 するために、いろいろな試験研究をしています。それを、我田引水にならないように、外部の専門家から成る委員会で客観的に評価してもらうという仕組みで す。
 自宅のある松戸に帰ってきて、夕方いつものように江戸川の堤防をジョギングしていたら携帯が鳴って、東京スポーツ新聞から本Webサイトの記 事を見たということで市橋君の件について長時間(30分くらい)の取材がありました。私が言いたかったことをどこまで正確に伝えてくれるかは、記事になっ てみないとわかりませんが・・。
 3月6日と3月8日までに、48名の方から届いた支援金は合計849,688円になりました。支援者の中には2回目の振り込みをして下さった 方が二人おられますし、しかもその中のお一人はシングルマザーとのことです。現在失業中という方もおられ、亡くなったリンゼイさんが生きていたら同じ年令 というイギリス人女性もおられます。皆さまがご自分の生活がある中でこのようなご支援をして下さり、本当にありがたいことです。ある農薬関係の研究機関の 理事も、千葉大学走友会(教職員のクラブで、走ることが好きな私は10年間会長をして、フルマラソンや駅伝大会で走っていました)の元会員も送金して下 さったということは、市橋君に適正な裁判を受けさせたいという私たちの思いに共鳴する方々が広がりつつあるのかもしれません。