2010年3月13日土曜日


 今日は、千葉県長生郡白子町中里海岸で行われた「九十九里海岸の 松林を守る会」(代表は元千葉県森林研究センターの石谷栄次氏)のクロマツ大苗の植栽に参加してきました。50年くらい前に地域住民の協力で九十九里海岸 に植えた松は2千ヘクタールにも及ぶそうですが、りっぱな砂防林として地元の住民の生活を守ってきました。それが、マツノマダラカミキリ(いわゆる松くい 虫)と呼ばれる害虫が媒介するマツノザイセンチュウという侵入病害によってどんどん枯れ始め、今では歯抜け状態のように松林の中にあちこち空地ができて、 このままで は防風林としての機能を果たさなくなることが懸念されるようになりました。松枯れを防ぐためには、農薬散布で松くい虫を防除したり、殺線虫剤を樹幹に注入 したり、被害木(次世代の発生源になるので)を撤去する伐倒駆除などが行われています。それに加えて、「九十九里海岸の松林を守る会」ではボランティアを 募って、千葉県環境財団の助成金で調達した松の苗木200本を植える作業をしました。約20人で、強風で舞う飛砂が顔に当たって痛いくらいの中での作業で したが、今日植えた松が50年後には大きく育って、その時にここに住んでいる人々の生活環境を飛砂被害から守ってくれることを想像し、満足感を味わわせて もらいました。

3月11日までに振り込まれた54人からの支援金の合計は、994,688円になりました。ありがとうございました。東京スポーツ新聞に書かれた記事に ついては、何人かの支援者から、昨日私が書いた追記で、同じように感じた人が他にもいることがわ かったというお便りをいただきました。