2010年4月15日木曜日

4月12日にお一人からの振り込み(2回目)がありましたので、延べ93名の支援者からの支援金の合計は1,404,300円になりました。厳しい経済事情の中から、お好きな音楽のCD購入を延期しての振り込みありがとうございました。

昨日、あるテレビ局の支局員から教えていただいたリンゼイさんのご両親への連絡先の代理人経由で、ご両親宛の長文のメールを送信しました。無事ご本人の手元に届いて、返事がいただければよいなと期待しています。それによって、ご両親がどういうお考えなのかある程度は判断できるのではと思っています。

私はリンゼイさんのお父様がテレビに出て、「市橋に極刑を求める」と訴えたのは見ましたが、支援者の何人かから、それ以上にアジア人に対する人種差別ととれる醜い発言もしていたというメッセージもいただきました。誰かがネット上で根拠もなしに書きこんだことがいつの間にか流言飛語になるということもあるでしょうから、どなたかそういう発言をしている場面を録画したDVDなりビデオなりをお持ちでしたらお貸しいただけませんでしょうか。録画していなくても、どこのテレビ局で何月何日の何時頃の番組で放送していたということがわかれば、DVDを入手できるかもしれません。日本滞在中に無念な最期を遂げられたリンゼイさんご自身と、ご両親のお考えとは別のことでしょうが、被害者遺族の加害者に対する感情を理解する上では重要かもしれません。

先日、ギョーザ事件について、中国側が犯人を拘束したという発表がありました。正社員にしてもらえなかった従業員が待遇に不満を抱いてギョーザが保管されている冷凍保管庫に忍び込んで、注射器でメタミドホスをギョーザに注入したという説明でした。冷凍状態のギョーザにどうやって注入できるのか不思議に思いましたので、早速、研究室から注射器を持ち帰って、我が家の家庭用冷蔵庫の冷凍室に保管してある冷凍状態のギョーザに袋の外から針を刺してみましたが、凍っているので刺さりません。無理をすると袋が破れただけでなく、針も曲がってしまいました。ギョーザを袋から出して、針が曲がらないように指で挟んでゆっくり刺すと一応刺すことはできましたが、今度は水を0.5mℓくらい注入しようとすると、皮も具も凍っているので全く注入できず、無理をすると圧力で注射筒が針から抜けて飛び出してしまいました。つまり、日本の警察の分析で具と皮から1万9千ppmとか3万1千ppmとかいう高濃度のメタミドホスが検出されたという事実を、全く説明できないということです。犯人として拘束された元従業員が無実の罪を着せられて、生けにえとして厳しい処罰を受けるようなことがなければいいのですが・・・。

本サイトに市橋君の適正裁判を支援するための緊急支援要請の記事をアップロードしたのは2月20日ですから、もうすぐ2ケ月になります。皆さまのお陰で予想以上の支援金が寄せられました。支援活動は裁判が結審するまで続けるつもりですが、本来は農薬に関する情報を月に1~2回の間隔で発信する目的で立ち上げたWebサイトですので、近いうちにそちらの方も再開しようと考えています。その場合も、記事#14の追記は続けて、いつでもクリックすれば見られるように最新記事の下に見出しを置いておくつもりです。