2010年4月6日火曜日


  4月3日に振り込まれた2名(1名は2回目)の方の振替受払通知票が届きました。延べ92名の支援者からの支援金は、1,403,300円になりました。 私や弁護団の活動を支持するという温かいメッセージや、事件を感情的にではなく科学的に見ていきたいというメッセージが添えられていました。ありがとうご ざいました。

  支援者からのメールでのメッセージもたくさん届いています。私が前回の追記で言及した市橋君が学生時代に勉強していた研究棟の横の桜の樹の写真や、岐阜県 の彼の郷里の写真を貼付してほしいという要望がありましたので、2枚の写真を前回の追記に追加しました。私がジョギングしている江戸川の堤防(江戸川を渡 る常磐新線の橋と武蔵野線の橋の間の辺り)の菜の花と、千葉大学園芸学部の桜の樹です。市橋君が卒業論文で専攻した研究室は、桜の樹の左側の建物の2階に ありましたので、彼も在学中のこの時期には満開の桜を見ていた筈です。郷里の写真は、貼付しないことにしました。もう、一時期のようにメディア関係者が取 材のために何日間も実家の周囲を取り囲むというようなことはないのでしょうけど、どんな迷惑がかかるかもしれないというリスクは避けたいと思います。

 昨日の朝7時半頃The Timesの東京支局から電話があり、支局長が先週海外出張から帰国して体調を崩したので私への取材を延期したいとのことでした。従って、昨日の取材はありませんでした。

  リンゼイさんのご両親が再来日される場合の旅費についてはまだ調べていますが、検察側が証人として必要ということで裁判所に申請して認められれば、裁判所 が一定の基準で日当を含めて支払い、被告人の有罪が確定すれば被告人に返還を命ずるというルールのようです。しかし、被告人に経済的能力がない場合(例え ばホームレスの人が関わる事件のように)は、裁判所が負担することになるようです。リンゼイさんのご両親が検察側証人としてでなく、公判を傍聴するために 来日する場合は、自己負担となるようです。特定のメディアが取材目的で旅費を提供する場合もあり得るのでしょうが、現在はどうなるか未定と思われます。親 の立場としては、娘が日本滞在中に命を落とした事件ですから、何としても来日して真相を知りたいというのは当然の気持だと思います。そういう意味では、新 たな募金活動をして旅費の支援をして差し上げられればという気がしています。ご両親は市橋君の裁判の敵ではありませんし、むしろ市橋君にとってもご両親に 直接謝罪する機会が与えられれば、その後の更生にとって心の安寧につながるのではという気もしています。この件については、もう少し考えてみたいと思って います。

  昨日はイギリスの新聞からの取材がキャンセルになったし、終日雨も降っていたのでジョギングは中止して、一日中「植物防疫」という雑誌から依頼されている 原稿書きをしました。7月号に掲載予定の「農薬疑義資材の見分け方」という題の原稿ですが、集中できたのでペンがよく進んで半分くらい済みました。その 分、今日は江戸川の堤防を16km走ってきましたので、計画通りこれまでの7日間の走行距離は70kmになりました。