2010年5月20日木曜日

 5月14日に1名、17日に1名(4回目)、18日に1名の方から振り込みがありましたので、支援金の現在高は115,000円、延べ113名の支援者からのこれまでの合計は1,616,300円になりました。60代の主婦の方からは、「会は存続しているのでしょうか」というメッセージが払込取扱票に書いてありましたので、私のWebサイトが見つからなかったのでしょう。礼状を差し上げる時に、適正な裁判を支援する会は裁判が結審するまで続けることをお知らせするつもりです。もう一人の方からは、市橋君宛に、「自分を大事にして下さい、応援しています」という趣旨のメッセージが添えられていました。ありがとうございました。その他にも、息子が市橋君と年齢が近く、名前も同じ達也ですという非支援者の方から、「市橋さんのご両親のお話を聞くと涙が出ます。加害者、被害者であろうと人の親には変わりありません。子供を持つ親の気持ちは同じです。どれほど息子に会いたいか・・その気持ちを思うと・・残酷です。市橋さんが更生して社会復帰した姿が見れるように」というメールでのメッセージも届きました。ありがとうございました。

 今週の日曜には出雲市に行ってきました。2008年に松くい虫防除のために有人ヘリコプターで薬剤を散布したのと同じ日に多くの子供たちが「目のかゆみ症状」を訴えた学校の近くに花粉捕集装置を設置して、地元の協力者にワセリンを塗ったスライドグラスを1ケ月間毎日交換してもらうためです。回収したスライドグラスは大学の研究室に持ち帰って、染色して、顕微鏡の下で花粉の種類と数を観察します。英語ではHay Fever(枯草熱=花粉症)と言いますが、イネ科の雑草は元々牧草として輸入されたものが野生化して、ちょうど松くい虫(マツノマダラカミキリ)が発生する5~6月頃に花粉が飛散して、人によっては「目のかゆみ」、「のどの痛み」、「くしゃみ」、「涙」、「鼻汁」など花粉症特有の症状を起こすことが知られています。ヘリコプターで松林に薬剤が散布された後、周辺地域で薬剤は検出されないにもかかわらず体調が悪化したと訴える人がいて、メディアが薬剤による健康被害として大きく報道する場合がありますが、実際は花粉症の可能性はないのか検証してみる必要があると思っています。

 月曜と火曜は熊本市で開催された農薬ゼミに出演してきました。約150名の主婦を中心とした一般消費者が熱心に話を聴いてくれ、質問もたくさんで時間内には全部に答えられないくらいでした。私は国内でも海外でも出張する時はいつもジョギングできる準備をしていきますが、朝6時に起きて熊本城の回りと白川の堤防沿いを1時間半くらい走りました。そうすると、朝ご飯が美味しいだけでなく、車で走るのと違って自分の目線で景色が見えたり、人々の息遣いが感じられたりする楽しみがあります。

 今日は東京で木材保存剤等性能審査委員会という会議があり、私はその中の安全性部会の委員をしていますので、申請された木材保存剤(シロアリ防除剤)の安全性について審査をしてきました。私がこの委員会の委員になってもう何年にもなりますが、建物をシロアリの害から守るために薬剤を床下に処理する場合は、床の上は居住空間ですので、床から20cm(寝ている時の鼻の位置)と150cm(立っている時の鼻の位置)の高さにおける室内での薬剤の気中濃度の測定データも要求して、それを吸入して生活しても問題がないかどうかも審査します。