2010年5月11日火曜日


 5月7日に放送されたテレビ朝日のニュースを見て、市橋達也君の適正な裁判を支援する会の存在を知り、インターネットで検索して私のWebサイトを見つけ、支援者の皆さまと気持は一緒なのでこれから微力でも支援に参加したいというメールが届きました。情報が不特定多数に届き、予想もしなかった場所の予想もしなかった人からレスポンスがあるのですから、メディアの影響は大きいとあらためて実感させられました。
 
  菅野弁護士は千葉県弁護士会の会長もやられたベテラン弁護士ですが、昨年11月に市橋君の身柄が拘束されてすぐ、被疑者・被告人の権利を守るために取り調 べの時から弁護士をつける必要があるということで呼びかけて、6人の弁護士(1名は事情があって交代)が手を挙げて弁護団が構成されたようです。正式に起 訴されてからも、市橋君の要望で同じ弁護団が担当してくれていますが、私選弁護ですから弁護士費用(報酬)は無償のままで長期間弁護活動をするのは実際に は厳しいだろうなと想像していました。ちょうど、昨日の夕方7時から7時半の間のNHKテレビのニュースで、司法試験に合格して弁護士になっても収入が少 なく不安定で大変な生活をしている実情が紹介されていました。特に新人弁護士の中には、先輩弁護士の仕事の一部を下請け的にまわしてもらって何とかやりく りしている人もいるとのこと。市橋君の弁護団は3人がベテランで3人が新人とのことですので、公判が開かれるのが来年になるとすれば、1年以上にも亘って 無報酬で活動するのは特に新人にとっては厳しい筈です。菅野弁護士の配慮で、ベテラン弁護士の手伝いをしながら経験を積んで、仕事を覚えていくという面も あるのかもしれませんが。一昨日の追記で私が勝手に試算しましたように月5万円ではアルバイト料にもならないかもしれませんが、新人弁護士にとっては背に 腹は代えられませんので、弁護団にがんばって活動していただくために、是非多くの皆さまからのご支援をお願いしたいと思っています。
 
  千葉刑務所に直接衣類や日常品やお金を差し入れされた方は、逃走中の市橋君をメディアがあまりにも凶悪犯の扱いをしていましたので、社会には孤立無援の市 橋君を応援している人もいるということを知らせて励まそうとされたのでしょう。一昨日の追記で私が比喩的に書きましたように、「余分なおやつを食べさせて 不健康にさせる」ために差し入れしていたのでないことは当然です。ご自身も差し入れをされていたある支援者から、「接見禁止で本人の意向を確かめられず に、自己満足のために差し入れており、有難迷惑を否定できないままでした。前代未聞の事態で、全国から大量の差し入れ品が届いていたようです。1人が倉庫 に領置できる品は、みかん箱2箱までだそうで、それ以上にあふれた品は、宅下げとして家族に自宅に持ち帰ってもらうか、破棄するしかないルールと言われま した。拘置所も、大量の品の処理に困ったのかもしれません。」、というメールをいただきました。
 私が募金活動を始めて、全国の多くの方々が支援して下さっていることは、市橋君には弁護団を通してすでに伝わっていると思います。