2010年8月4日水曜日

 8月2日に振り込んで下さった方(5回目)の支援金が届きました。支援金の現在高は107,000円、延べ151名からの合計額は1,980,565円になりました。「6月に失業してしまったため、しばらく支援ができませんでした。新しい仕事を見つけたので微々たる額ですが寄付させていただきます。・・凄く暑いので市橋さんの体調が心配です。」というメッセージもいただきました。ありがとうございました。この方も含めて、支援者の中には、ご自身の生活が大変なのに、そんな中から生活を切りつめて支援金を送って下さっている方々がおられます。市橋君が適正な裁判が受けられるように、弁護団にがんばっていただきたいからだと思います。本当にありがたいことです。 

 秋葉原無差別殺傷事件の第19回公判が昨日開かれ、被告人質問が終わったとのことで、このような事件が何故起こったかを理解する上で被告の生い立ちや性格などに注目が集まっているようです。被告人は、インターネット掲示板に依存していた自分を異常だったと述べたとのことで、犯行に及んだのには掲示板上の嫌がらせに対する「警告」という動機もあったとのこと。長い時間をパソコンの前に座って、掲示板に書き込みをしたり、それに対する批判的な書き込みに対してさらに書き込みをしたり、そういうことでのみ自己の存在を確認したり主張したりしているいわゆるネット中毒の若者がたくさんいるのでしょう。自分の本当の顔を出さずに、別の人格のような顔をして書き込んだことに多くの人が反応してくれることが一種の自己満足(快感)を与え、それに対して批判的な書き込みがされると、本気になって怒ったり傷ついたりして、その恨みを晴らすために無差別殺傷事件を起こしたというのでしょうか。

 無限の時間と無限の空間の中で、せっかくこの世に生を受けたのですから、部屋の中に閉じこもって、パソコンの前に縛られて、あたかもそれだけが世界であるかのような錯覚に陥ってしまうのはもったいないと思います。思い切って一歩外に踏み出せば、そういう若者を必要としている世界や活躍できる分野がたくさんある筈なのに・・。自分自身に縛られている若者には、誰かが肩を叩いて外の世界に出ようよと言ってやったり、手をとって一緒に歩いてあげることが必要なのかもしれません。

 アメリカから里帰りして42日間同居していた娘の家族が昨日成田空港から帰国しました。空港でチェックインするために並んでいたら、ハーフの子供を連れた家族が何組も目につきました。終戦直後は、進駐軍(アメリカの占領軍)と日本人女性の間にできたハーフの子供は”合いの子”と呼ばれて、学校などでもいじめの対象になることもありました。中には、それが嫌でアメリカに移住した人たちもいました。今はそんな雰囲気は全くなくなりました。日本とアメリカ(他の国でも同じですが)の両方を母国として、日本語と英語の両方を自由に使って、両方の国の文化を吸収して、将来世界平和のために貢献するような人間に育ってほしいと期待しています。私の孫も来るたびに大きくなって、今年はちょうど7・5・3でしたが、来年の夏に来る時はまた一段と大きくなっていることでしょう。義理の息子の実家に里帰りする時は、どうも自分たちとは少し毛色が違うと言われているそうです。赤ん坊だった時は、お尻の周りが青くなる蒙古斑があったので、青いあざだと思って驚いたそうです。こちらはこちらで、どうも日本人の子供とは少し顔立ちが違うような・違わないような、と言っています。