2011年2月2日水曜日

1月31日に振り込んで下さった方の支援金が届きました。これで支援金の現在高は134,000円、延べ221人からの合計額は2,692,565円になりました。ありがとうございました。

この方からはメールでのメッセージもいただきました。
「市橋さんの手記を読みました。ご自分を諦めきれずに逃げる選択をしてしまったことは、たくさんの人を傷つける愚かな行為だったと思います。
しかし、市橋さんはどんな状況においても、今自分が出来る事を見つけコツコツと努力を重ねて成長出来る人だと思いました。罪は罪として償っていかなくてはなりませんが、これからもご自分を諦めないでほしいです。餓死しないで、ほんとうによかった。少ないですが、適正な裁判のためにお役だてください。」

以前菅野弁護士にお会いした時は、検察側が死亡推定時刻を強姦直後から翌日夜までと変更したことで死刑の求刑は小さくなったという印象を受けましたので、本ブログでもその旨お伝えしました。しかし前回お会いした時の口調からは、検察側は死亡推定時刻は変更し、強姦から死亡までの間市橋君とリンゼイさんが何をしていたかについては説明できないものの、死刑の求刑は維持し続けているという印象を受けました。裁判に参加予定の被害者遺族と検察の両方が死刑を求刑するということになれば、市橋君にとっては厳しい裁判になるのかなあという気がします。

大阪地検特捜部が、実態のない障害者団体が郵便割引制度を悪用した事件に関連して、厚労省元局長を有罪にするために証拠を改ざんし、しかもそれを知りながら上司が虚偽の上申書を作らせた事件のことが、今朝の朝日新聞の第1面に取り上げられていました。検察は事実を明らかにして正義を行う機関として、国民の期待を担っている筈なのに、自分たちの見たてを押し通すために証拠改ざんや犯人隠避までするのかと、信じられない気持です。それではまるでどこかの国の大統領と同じで、権力を維持するために都合の悪い憲法や法律は改正し、報道を規制して口を封じるやり方と変わらない感じがします。市橋君の事件を担当している検事はまさかそんなことはないと信じますが。

支援者のお一人から、今発売中の週刊誌「女性自身」に、手記の出版に関して市橋君のお母様の取材記事が載っている、という情報をいただきました。