2011年5月14日土曜日

昨日はサーバーの都合でブログの更新ができませんでした。
5月11日に振り込まれた方(13回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は117,020円、延べ290人からの合計額は3,061,585円になりました。長期的なご支援ありがとうございます。

今朝は起きがけに足が猛烈に攣(つ)りました。このところ忙しくて全くジョギングしなかったので、体が走れという指示をしたのでしょう。ずっと走っていて、しばらく走るのを止めるといつも足が攣ります。次の講演は来週の木曜19日なので、少し時間の余裕ができたので、久し振りに道場で筋力トレーニングとサンドバックを蹴ったり巻き藁を突いたりして準備運動をした後で、江戸川の堤防を12km走ってきました。天気も良く、江戸川に沿って作られた流水路の土手に植栽されている木々の緑の葉が風になびいて爽やかで、枯れた葦原の中からはケーン・ケーンという雉(キジ)の鳴き声がしたり、1時間半くらいゆっくり景色を眺めながら走って汗を一杯かきました。シャワーを浴びて、さ、また頑張るぞとエネルギーが満ちてきたので、フレッシュな気持ちで来週の講演の準備を始めました。

長野県に出かけて留守にした2日間の新聞を妻が取っておいてくれたので、一応目を通してみたら、12日の朝刊に興味を惹いた記事がありました。海上自衛隊のイージス艦「あたご」が房総半島沖の太平洋上で漁船「清徳丸」と衝突して漁船の父子が死亡した事故の裁判についてです。事件は3年3ケ月前に起こり、海難審判では「あたご」側の見張り不十分とされたのに、刑事裁判の横浜地裁では無実という判決になったとのこと。判決の決め手は、検察側が主張した航跡の基になる検察調書が信用できないとされ、地裁が独自に航跡を認定した結果のようです。検察は僚船乗組員の供述調書を作った2ケ月前に航跡図を作っていた、つまり、先に作った航跡図に会うように僚船乗組員の供述を誘導して調書を作ったということだそうです。冤罪事件ではいつも繰り返されることですが、事実を明らかにすべき検察が、何故先に結論を作ってそれに合うような証拠を作る(あるいは合わない証拠は隠蔽する)という馬鹿げたことをするのか。検察への国民の信頼が失われないように、市橋君の裁判では、政治的・社会的圧力に影響されずに、あくまで事実を明らかにした上で適正な判決を下してほしいと思います。