2011年5月24日火曜日

5月22日に振り込まれた方(15回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は134,020円、延べ295人からの合計額は3,078,565円になりました。本当に、長期間にわたる継続的なご支援をありがとうございます。

昨年の3月に支援金を振り込んで下さったある支援者から以下のメールが届きました。
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 こんにちは。前回より間が開いてしまいましたが、本日支援金の振込をいたしました。
私はこの事件の現場に近しい地区に在住しております。それ故、メディアで流される「加害者と被害者の接点~事件発覚まで」につきまして地理的・時間的状況を考えるに、矛盾点を感じることがありました。
今週末に地元の地裁で、裁判員裁判についての説明会がある、とのことで参加してみようと思います。見切り発車的で、まだ軌道に乗ってない制度のもとで裁かれるこの事件。
どうか先生が望まれる「公平」で「適切」な裁判となりますように。
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支援者の中には、市橋君のことがきっかけで刑務所を訪ねたり、裁判を傍聴したり、被害者や加害者に関する本を読んだり、熱心に活動をされるようになった方が何名かおられます。私自身はまだ時間的な余裕があまりなくて自分で動けない状態ですので、これらの方々が送って下さる情報は私にとっても大変よい勉強になっています。

昨日・今日の秋田県は関東・関西と違って天気に恵まれました。秋田県立大学(由利本荘キャンパス)というのは、県立だから県内出身の学生が大半かと思っていましたが、実際は県内出身者は30%くらいで、大半の学生は全国各地から来ていました。建物や実験用の設備もすばらしく、秋田県が教育に大きな期待をかけていることが感じられました。私の講演は少人数の学生諸君と若手教員が対象でしたが、紹介した研究の内容についてだけでなく、研究の進め方や心構えなど、多岐にわたる質問が出され、私の話から何かを学ぼうとしている学生諸君に強い手応えを感じました。

今日の午前中は車2台で日本海沿岸を走って、松林の状況を視察しました。松枯れ被害で松がなくなって、もう林でなくなっているところがたくさんありました。これでは、地元の住民は、冬に海からの強風が吹きつける時期には防風林としての機能を果たさずに大変だろうなあと想像しました。新しく植林した松林でも、松枯れとは異なる症状で針葉が真っ赤に枯れた松がたくさん見られました。潮風害のような気がしましたが、若い木に特に目立ちましたので、松くい虫抵抗性として選抜して植林した松の系統(家系)がもしかしたら潮害に弱いという性質を持っていたということはないのか、一度専門家に訊いてみようと思っています。飛行機には積めない研究用の荷物を持参しましたので、往復とも列車を乗り継いでの長旅でしたが、勉強熱心な学生諸君に会えたことと、松林の状況を視察できたことで、十分な収穫が得られた一泊二日の旅行でした。写真はクリックすると拡大できます。