2011年5月28日土曜日

5月25日と5月26日に振り込まれた方(19回目と3回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は163,020円、延べ300人からの合計額は3,107,585円になりました。下記のメッセージも添えられていました。お二人ともずい分遠くに在住の方ですが、馬鹿なことをして人生を棒に振ってしまった千葉大学の元学生のために、きちんと裁判に向き合うように祈って下さっています。ありがとうございます。

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公判が近づき、心配と不安な毎日で切ないです。市橋君が安定した精神で裁判に臨んでほしいと願っております。弁護団の方々、どうぞ市橋君を守ってあげて下さい。お願いします。
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梅雨に入り、雨が多くなりますが、市橋君は独居の生活で、季節の変化も体感できません。7月からの公判に向けどうか、心おだやかに。適正な裁判を祈るばかりです。先生も、お体ご自愛下さい。
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菅野弁護士から、情状証言の打ち合わせについて相談のメールがありました。日程調整をして、6月の適当な日に弁護士事務所を訪ねることになりますが、私は今まで裁判を傍聴したことも、証言したこともありませんので、どういうことになるのかある程度は頭に入れておきたいと思っています。

昨日は東京農業大学総合研究所の研究会農薬部会の総会と特別講演がありました。梅津憲治(うめつのりはる)博士の「我が航跡:東北大学・カリフォルニア大学・大塚化学・これから」と題した講演は、東北大学大学院時代に取り組んだいもち病の毒素に関する研究、カリフォルニア大学時代に取り組んだ有機リン殺虫剤に存在する微量不純物の毒性とある種有機リン化合物が示す遅延性毒性に関する研究、大塚化学勤務時代に取り組んだメチルカーバメート殺虫剤の低毒化と実用化に関する研究、農薬の安全性に関する社会活動を総括したもので、梅津博士の輝かしい研究者人生の軌跡を辿ることができました。こんなすばらしい講演は、もっと大きな会場でもっと大勢の若者たちに聴かせたかったなと思いました。

今日は松園会(しょうえんかい)という千葉大学園芸学部卒業生で農薬業界や大学・試験研究機関の植物保護分野に勤務している人たちの集まりの総会があり、ゲストの内田又左衛門博士(農薬工業会)による「日本の農薬は安全か?-責任の連鎖-」という講演と、畝山智香子(うねやまちかこ)博士(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部)による「食品中化学物質のリスク」という講演がありました。大変興味深い、説得力のある内容で、やはりもっと大きな会場でもっと大勢の一般市民に聴いていただきたかったなと思いました。畝山智香子博士は、2009年に化学同人から出版された[ほんとうの「食の安全」を考える-ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)](1680円)という本も書かれています。